1972年から74年にかけてテレビアニメが放送され最高視聴率20.5％を記録し、尾田栄一郎氏の人気漫画『ONE PIECE』のモチーフにもなったアニメ『小さなバイキング ビッケ』が、劇場版として10月2日から公開されることが、決定した。本作のビッケ役は、女優・伊藤沙莉が声を担当する。

【写真】その他の写真を見る

　原作は、スウェーデンの作家ルーネル・ヨンソンによる児童文学「小さなバイキング」シリーズ。半世紀にわたり世界70ヶ国以上で愛され続けている。今作は、何でも黄金に変えてしまう魔法の剣の秘密を解き明かす、原作にはないオリジナルストーリーが描かれる。

　小さくて力もないが、知恵を使って危機を乗り越える勇敢な海賊の息子･ビッケを演じる伊藤。「世代的に私の母など、身近な人たちが幼いころに触れた思い出の作品ということもあり、その世代の方々に、もう一度あの頃のワクワクを感じていただけるように！ そして、今のお子さまたちや私と同世代の方など幅広く楽しんでもらえるよう、精いっぱい頑張ります！」と意気込む。そして「知恵と勇気あるビッケが、色々な危機を乗り越えて、どんな冒険を繰り広げるのか、ご期待ください！」とアピールしている。

　監督・脚本は13年にヨーロッパでリメイクされ人気を集めたテレビシリーズ『Vic The Viking』に参加したエリック・カズ氏、作画監督は『ペット』シリーズや『怪盗グルーのミニオン大脱走』のティモ・ベルク氏が務めている。