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堂本光一、『Endless SHOCK』20年の功績で菊田一夫賞を受賞

 人気デュオ・KinKi Kids堂本光一が28日、優れた芸術家らを表彰する『第四十五回 菊田一夫演劇』の大賞を受賞したことがわかった。20年間にわたり舞台『SHOCK』シリーズをけん引してきた功績に対してのもの。受賞に際して堂本はコメントを寄せ、「今回の受賞も劇場に足を運んでくださる多くのお客様のお陰は勿論のこと、共演者や陰ながら支えてくれるスタッフなしでは20年という年月を続けることは到底できません」と感謝を込めている。

堂本光一が『Endless SHOCK』で菊田一夫賞を受賞  写真は『Endless SHOCK 20th Anniversary』(2020年2月 帝国劇場)

堂本光一が『Endless SHOCK』で菊田一夫賞を受賞  写真は『Endless SHOCK 20th Anniversary』(2020年2月 帝国劇場)

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 今回、東京・帝国劇場にて上演されていた『Endless SHOCK 20th Anniversary』は新型コロナウイルス感染拡大の防止のため、公演途中で中止に。光一は「こような時にエンターテインメントで何が出来るか模索する毎日ですが、まさにこの瞬間も医療関係の方々、我々の生活を支える為に仕事に出られている方々、現場の最前線で我が身を挺して従事して下さっています。感謝の気持ちを忘れずに、そして皆様が心からエンターテインメントを楽しんで頂ける日常が一日でも早く戻って来ることを心から願っております」と強い想いを口にしている。

 このほか、演劇賞に、岡本健一(『海辺のカフカ』大島の役、『終夜』ヨンの役の演技に対して)、川平慈英(『ビッグ・フィッシュ』エドワード・ブルームの役に演技に対して)、高橋一生(『天保十二年のシェイクスピア』佐渡の三世次の役の演技に対して)、朝夏まなと(『リトル・ウィメン〜若草物語〜』ジョーの役、『天使にラブ・ソングを〜シスター・アクト〜』デロリスの役の演技に対して)。演劇特別賞として、永年の宝塚歌劇における作・演出の功績に対して酒井澄夫氏が受賞した。以下、受賞者コメント全文。

堂本光一
「この度は菊田一夫演劇大賞に選出頂き誠にありがとうございます。
2007年度にもEndless SHOCKスタッフ・出演者一同に選出頂きました。
今回の受賞も劇場に足を運んでくださる多くのお客様のお陰は勿論のこと、共演者や陰ながら支えてくれるスタッフなしでは20年という年月を続けることは到底できません。

今回の公演では新型コロナウイルスの影響で公演途中に中止が決まり、このような時にエンターテインメントで何が出来るか模索する毎日ですが、まさにこの瞬間も医療関係の方々、我々の生活を支える為に仕事に出られている方々、現場の最前線で我が身を挺して従事して下さっています。
感謝の気持ちを忘れずに、そして皆様が心からエンターテインメントを楽しんで頂ける日常が一日でも早く戻って来ることを心から願っております」

岡本健一
「偉大なる菊田一夫演劇賞を『海辺のカフカ』と『終夜』で受賞出来た事を創り上げた仲間達、何よりもこの作品を観劇してくださったお客様と一緒に喜びを分かち合いたいのと同時に、演劇に対する私のこれからの行動が、今まで以上に大切なのだと受け止めています。私は生きている限り「劇場」という果てしなく自由で特別な場所で、誇れる作品をお客様に届け続ける事を、誓います。心から感謝します。有難う御座いました!」

川平慈英
「感謝の気持ちでいっぱいです。
自宅で自粛の毎日、こんなうれしいニュースが飛び込み、「この幸せ者!」と自分に叫んでしまいました。このたびは演劇人にとって輝かしい賞をいただき、とても栄誉のあることと感動しています。評価、選出してくださった皆様、本当にありがとうございます。
この作品は私にとって勲章です。でも私1人ではそうはなりませんでした。チャンスを下さった東宝さん、最高のキャストとスタッフの支え、そして何よりも最後までステージに出る私を信頼し勇気づけてくださった演出家白井晃さんの愛あふれるリードとサポートがなければ、この名誉ある受賞は実現しませんでした。皆様に心より感謝申しあげます。

残念なことにこのコロナ騒動の中、今ステージの灯はいっとき消えかけております。このような時こそ収束した後に演劇人として何ができるか常に心に留め、より一層の努力を重ね、皆様のご期待にお応えしたいと思います。
まだまだ攻めていけ! と背中を押していただいたような気持ちでおります。
この度は本当にありがとうございました」

高橋一生
「この度は菊田一夫演劇賞という素晴らしい賞をいただけます事、心から嬉しく思っております。
そしてこの作品で賞を頂ける事は感慨多端の思いです。
作品公演前と、残すところあと僅かで幕を下ろすことになった公演後とでは、世界は大きく変わってしまいました。
作品の時代背景である天保年間には、歌舞伎や寄席、娯楽の禁止という文化統制があったそうです。それでも今日、お芝居や音楽という多くの娯楽は失くなることなく存在しています。頂いた評価は自分という個人のみではなく、娯楽を見て感じてくださる方たちは勿論、娯楽を作る側の人間、ひいては娯楽そのものへの希望と捉えたいと思います。
『天保十二年のシェイクスピア』という作品に携わった全ての人に感謝申し上げますとともに、謹んで賞を頂きます。ありがとうございます」


朝夏まなと
「この歴史ある賞をいただけたと聞いた時、たくさんの人の顔が浮かびました。共演者、演出家、スタッフの皆さん、支えてくださる皆さん。そして両親。感謝の気持ちでいっぱいです。 2019年は学びの年でした。『リトル・ウィメン』『シスター・アクト』両作品に携わってまた新たな自分に出会うことができました。

私は、みんなで力を合わせて一つのものを作ること、お客様と時間を共有できることが心から好きだと感じています。

当たり前が当たり前じゃなくなった今、舞台に立てることのありがたみをひしひしと感じます。日常が戻った時こそ、人々の疲れを癒すエンターテインメントの力が必要だと思います。
観た後に、心に何かを残せるような役者になりたいです。これからも前を向いて努力します。この度は誠にありがとうございました」

酒井澄夫
「この度は素晴らしい賞を頂き、たいへん光栄です。
実は菊田先生とは色々な思い出があります。舞台稽古であんパンを持って入って、こっそりと二人で食べる、とか、庶民的な楽しい思い出もたくさんあります。
先生の分まで、まだまだ創作活動を頑張っていきたいと思っておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします」

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