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戸田恵子 “師匠”増岡弘さん偲ぶ「感謝してもしきれないです」

 女優や声優など幅広く活躍する戸田恵子(62)が29日夜、自身のブログを更新。日本テレビ系『それいけ!アンパンマン』(毎週金曜 前10:55)のジャムおじさん役で親しまれ、3月21日午前2時53分、直腸がんのため83歳で亡くなった声優の増岡弘(ますおか・ひろし)さんを追悼した。

戸田恵子(C)ORICON NewS inc.

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 アンパンマンの声を務める戸田は「元気です。元気にしています。心はとてつもなく脆弱ではありますが…」とつづり「これはジャムおじさんこと師匠・増岡弘さんから頂いた手作りの器。訃報を報ったあの日は、この器で飲みました。献杯」と写真を添えた。

 続けて「先週のアンパンマン1500回の収録後に、記念の台本の写真と一緒にメールを送ったのですが返信はありませんでした。珍しいなぁと思っていたのですが、あの時、既に師匠は天国から1500回の収録を見ていたんだと分かり、とにかく涙がどばどば出ました」と振り返りつつ「師匠にはこれから恩返しだと思っていたのに」とつづった。

 「今年のお正月、ヤマちゃんと一緒にご自宅に伺った時には、殆ど師匠がお一人で喋ってらした。とてもとても楽しそうでした」と、現在、ジャムおじさんさんの声を担当する山寺宏一(58)との3ショットを添え「もっともっとこれからの自由な時間を楽しんでほしかったです。感謝してもしきれないです。師匠」と、天国の増岡さんに思いを伝えた。

 ドキンちゃんの声を務め2017年11月に大動脈解離のため、57歳で亡くなった鶴ひろみさんに触れ「今日は鶴ひろみさんの誕生日なんです。鶴さんも還暦ですよ。そちらで肝付(兼太)さんも誘ってお祝いしてあげてください。私はこちらで今日も師匠の器で献杯しています」と記した。

 「32年経ってもアンパンマンの収録スタジオは毎週、笑いが絶えません。これ、マジで凄いことです。本番中でも笑いを堪えるのに必死なんですから。楽しいです。でも、忘れた頃に、厳しい現実を確認しに行くだけの日があります。明日がその日です。また皆んなで乗り越えて行かなければと思います」と前を向き、最後は「しんどいのは私だけじゃない。仲間の存在を確認しにいく日でもあるわけです」と結んだ。

 増岡さんは、埼玉県出身。1958年、劇団表現座に入所。『それいけ!アンパンマン』のほか、フジテレビ系アニメ『サザエさん』のフグ田マスオ役を1978年6月より2019年8月18日まで40年以上の長きにわたり務めた。

 そのほかにも、『ドラゴンボールZ』(亀仙人役)、『ドラゴンボールGT』(亀仙人役 2代目)、アニメ『忍たま乱太郎』(板井野飛田)など多くの作品で活躍。フジテレビ系『有吉くんの正直さんぽ』、テレビ朝日系『お坊さんバラエティ ぶっちゃけ寺』などでナレーションも担当した。

 増岡さんの訃報は26日、所属の俳協が発表。葬儀は家族葬で執り行われ、お別れの会は故人の意思により行わない。

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