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コロナ影響、インディーズアーティスト“死活問題” 開催ライブを生配信へ

 文学カフェ「BUNDAN COFFEE & BEER」やカルチャーコーヒーショップ「SHOT」などを手がけたBAKERU(東京ピストルから社名変更)が5日、新型コロナウイルスの影響で活動ができないインディーズアーティストのために、音楽イベント『BAKERU MUSIC ON STAGE -おうちで楽しむ音楽サーキット』を7日に開催することを発表した。全国のライブを中継できる投票アプリ「Mudia」の全面協力のもと、東京・大阪会場から同時生放送で、ライブの様子を見ることができる。

出演アーティストのAATA

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 これは、新型コロナウイルスの影響で、各業界が大型イベントを続々と中止にするなど自粛ムードになっていることから、「ライブをしたいけれど自粛せざるをえないアーティスト」「ライブに行きたいけれど感染リスクが怖い観客」をつなぐために企画。

 関係者によると「有名なアーティストさんも、自身のライブイベントが中止になるなど、大きな影響が出ていると思いますが、それ以上にインディーズで活動しているアーティストは私生活に大きな影響が出ています。ライブハウスもクローズするなど、披露する場も減ってきており死活問題となっています」と近況を明かす。そんな事情もあり今回、インディーズシーンにいるアーティストたちが、新型コロナウイルスの影響で音楽を諦めないようにしたい思いから企画される運びとなり、グッズも通販サイトを通じて販売していく。

 出演アーティストは、東京会場がAATA、大貫永晴、木下直子、ヤジマX(fromモーモールルギャバン)、大阪会場が酒井ヒロキ、佐合井マリ子。

 ビクターからメジャーデビュー(その後キングレコードへ移籍)したロックバンドのモーモールルギャバンのボーカル・ゲイリーは「本音を言えば同じ空気を吸いながら同じ空間でライブがしたいよ! マジで! めっちゃツバ飛ばしながら目の前の人に歌いかけたいよ! まぁしかし今はなかなか難しい」と葛藤を伝えながらも「『MUSIC ON STAGE』すばららしい企画だ! 私のような誤解されがちな個体に連絡をくれて本当にありがとう。こんな時だからこそ、全てのミュージシャンよ立ち上がれ。コロナをぶっ倒せなくても、ちょっとだけ目の前の人を元気にする力があるんだぜ音楽には」と呼びかけた。

 イベントは、音声広告を制作するオトナルと体験型エンターテインメント施設を運営するRabbithole(ラビットホール)も協力して行われる。

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