女優の武田梨奈が20日、都内で行われたBSテレ東ドラマ『ワカコ酒 Season5』第1話完成披露試写会後記者会見に登壇した。今回、第6夜では原作漫画のスピンオフ『大衆酒場ワカオ　ワカオ酒別店』を実写化し、大衆酒場若尾の店主役として武田鉄矢がゲスト出演。海援隊のコンサートに行ったり、小学生の頃から「憧れのひと」だった先輩俳優からビデオメッセージで「生活感がある」「暮らしのにおいがする」と独特の表現で褒められた武田は「本当にうれしいです…」と感無量の様子をみせた。
　
　同ドラマは26歳のOLワカコが「ぷしゅー」のきめせりふとともに、女ひとり酒を堪能する人気グルメドラマシリーズ第4弾。シーズン1ではお酒を飲めなかったものの「スナック行きますね。近所のおじさまと飲んだりしています。みなさん、娘のようにかわいがってくださいます。一緒にデュエットしたり…」とすっかり酒飲みとして成長。

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　撮影中を振り返り、憧れの武田鉄矢とは「目があうことも、言葉を交わすこともなかった」としつつも「最後の最後に声をかけてくださって。人見知りだから全然話せなくてごめんねって…全身の力が抜けました」と安堵。「撮影終わって集合写真を撮り終わった瞬間にバーッて（涙が）なって。私が号泣していて前を見たらプロデューサーさんもメイクさんも号泣してて」とみんなでもらい泣きしたそう。

　そんな武田鉄矢からの絶賛の言葉に「結構自分のなかでコンプレックスがあって。同世代の女優さんはキラキラしていて芸能界ってこういうものなんだと思いますし、向いていないのかなと思う部分もあるんですけど『生活感がある』と褒めてもらえて…うん…これからもスナックとかいっぱい行こうって思いました」と笑わせた。

　ほかにも自らの“生活感”に思い当たる部分としては「女優さんあるあるだと思うんですけど、車移動の方が多くて『まだ電車乗っているの？』って言われる。それってすごく大切なこと。電車やバスとかいろんな方に出会える場所。お芝居を出すためには、普通の女性でありたい」とこだわりを告白。今後も「車移動になっても休みの日は電車やバスで移動したい」と笑顔で明かしていた。