NHKで今年1月から放送された大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺（ばなし）〜』は、今月15日に全47回が終了。その総集編が、総合テレビで今月30日、「第一部　前・後編」（後1：05〜3：20）、「第二部　前・後編」（後3：25〜5：40）として一挙放送される。途中で黒坂辛作役のキャストが交代したこともあり、新キャストの三宅弘城による再撮影が行われ、総集編にして初放送のシーンもある。なお、BSプレミアムでは来年1月2日に第一部、3日に第二部を放送（両日とも前8：00〜10：15）。

　放送を終えて、制作統括の訓覇圭氏は、「『いだてん』では、オリンピックを中心に日本の近現代史を描きました。それは大河ドラマで世界史を描くという大きな挑戦でした。数多くの海外シーン、大規模なVFX、リアルなスポーツ表現など、新しい試みに満ちあふれた歳月でした。道中、さまざまな困難はありましたが、スタッフ・キャスト・関係者の皆さまの支えのおかげで、無事に放送を終えることが出来ました。心より感謝いたします」と、総括。

　番組平均視聴率においては、全47回の平均は8.2％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）と、過去作に比べて振るわなかったが、「視聴者の皆さまからいただいた絶大な応援のおかげで、ぶれることなく『いだてん』の世界を守り通すことができました。できあがった全47話を心より誇りに思います。一年間、ありがとうございました！」ともコメントしている。

■視聴率（ビデオリサーチ調べ）
▽総合テレビ（毎週日曜　後8：00〜）
全47回平均：【関東】8.2％／【関西】7.1％
最高：【関東】15.5%（第1回、1月6日放送）／【関西】12.9％（第1回、1月6日放送）
初回：【関東】15.5%／【関西】12.9％
最終回：【関東】8.3％／【関西】7.0％

▽BSプレミアム（毎週日曜　後6：00〜）
全47回平均：2.3％
最高：3.8％（第1回、1月6日放送）

■近年の大河ドラマの全話平均視聴率
2018年『西郷どん』：【関東】12.7％ ／【関西】15.8％
2017年『おんな城主 直虎』：【関東】12.8％ ／【関西】14.1％
2016年『真田丸』：【関東】16.6％ ／【関西】15.9％
2015年『花燃ゆ』：【関東】12.0％ ／【関西】13.0％