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【スカーレット】林遣都、中学生役「3人そろえば大丈夫」

 NHKで放送中の連続テレビ小説『スカーレット』(月〜土 前8:00 総合ほか)。喜美子の同級生で、信楽にある大野雑貨店の一人息子・大野信作を演じる林遣都が10日から登場。滋賀県の出身で、滋賀・信楽が舞台の本作に出演する思いを語った。

連続テレビ小説『スカーレット』大野信作役の林遣都(C)NHK

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――今回『スカーレット』に出演する事が決まった時のお気持ちは?

【林】連続テレビ小説『べっぴんさん』を経験して、朝ドラやNHK大阪の現場の空気感がすごく好きになり、また戻ってきたいなと思っていました。なかなか、こんなに長期にわたって人の人生を生きられるチャンスはないですし、それが朝ドラのだいご味だと思うので、今回はすごくうれしいです。

 僕は滋賀県の出身ですが、滋賀が舞台のドラマに出演するのは初めてです。お話をいただいたとき、すごくうれしかったです。滋賀が舞台というだけでやりたいと思いました。僕の地元と信楽は 離れていて、 行ったことがない場所ですが、信楽焼は常にみぢか にありました。祖父の家の玄関には大きめのタヌキの置物があって、実家の玄関にも小さめのタヌキが あります 。母は、僕が東京に行くたびにそのタヌキに安全祈願をしたり仕事の幸運を祈ったりしていたらしく、今回の作品に携われるのはタヌキにお願いしてきたおかげだと喜んでいます。

――ご自身の役柄についての印象や役のここに注目してほしいという点など。

【林】信作には幼少期から喜美子(戸田恵梨香)と照子(大島優子)が身近にいますが、そのふたりしかいなくて、ふたりとも女性。お姉ちゃんふたりの下にいる弟みたいな環境で育ちます。そんな幼少期のせいか、なかなか前に出るタイプではありませんし、学生時代もちょっと人とは違う雰囲気 なんです 。友だちもいないですし、内に秘めるものがある若者なのかなと思っています。

 僕が演じるのは中学生からで、学生服で初登場しますが、そのときも喜美子にカバンと学校で描いた絵を持たされていますし、子分的なところから始まるんです。まだ微妙な気持ちの学生時代、将来も何も定まってい ない学生役なので、演じるにあたって難しいところが出てくるのはこれから だと感じています。

――収録に参加されてみて、現場の印象は?

【林】フレンドリーなスタッフのみなさんと、距離感が近い現場です。『べっぴんさん』などで長期の撮影をしていまし たし、自分自身の人柄を知ってくれている方が いてくれて 、すごくあたたかく「おかえり」と出迎えてくれました。やっぱりそういう雰囲気が作品につながっていくと思うので、朝ドラの相乗効果みたいなものがある現場が好きです。

 滋賀でのロケはホーム感もあ り 、居心地がよくリラックスできました。もしずっと滋賀にいたら目を向けていなかったと思うんですけれど、琵琶湖ってほかにはない景色で 、とても空気がおいしく 、町並みも人も落ち着きます。戸田さんと大島さんが同い年で、僕が2歳年下なんですが、中学生を演じるシーンがあって…3人そろえば大丈夫でしょうと自分たちに言い聞かせました。そこでおさななじみの絆を深められた気がします。3人でチーフ演出の方に、エキストラさんをリアルな中学生年齢に近づけないでください、できることなら僕たちより若干あげてくださいと冗談半分にお願いしたりし ました (笑)。

――視聴者の方々へのメッセージをお願いします。

【林】滋賀県出身の僕が、ドラマを通じて滋賀の魅力を伝える立場のひとりになれて、うれしいですし、楽しみです。せっかく滋賀で産まれましたし、僕も信作に共感する部分があるので、自分が滋賀で生きてきたことや、家族関係、学生時代どのような過ごし方をして、どんな気持ちを抱いていたかを思い出しながら、役に重ねていけたらなと思っています。祖父母が大好きだったところも信作と似ているので、信作のおばあちゃんの出演はないんですけれど、そういう背景を少しでも感じてもらえたら うれしい です。連続テレビ小説『スカーレット』、本当に毎朝元気にしてくれる、愛にあふれた作品だと思うので、あたたかく見続けてください。よろしくお願いします。

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