シンガー・ソングライターの米津玄師が子どもユニット・Foorinのために書き下ろした人気キッズソングをセルフカバーし、NHK『みんなのうた』8-9月のうたとして放送されている「パプリカ」米津玄師バージョンのミュージックビデオ（MV）が9日、フルサイズで公開となった。

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　もともと同曲は、2020年とその先に向けて頑張っているすべての人たちを応援するプロジェクトの曲として、昨年7月に発表。子どもたちの間で今、最も人気のあるキッズソングとして浸透するなか、プロジェクトが2年目に突入することを機に、作詞・作曲・プロデュースを担当した米津自身がセルフカバーした。

　NHK『みんなのうた』では8月1日から放送開始され、Foorinが元気いっぱいに歌う「パプリカ」とは異なる“大人の”「パプリカ」も大好評。フルサイズでの公開を熱望する声が多数あがるなか、ついにMVが公開となった。

　MVの映像は、Foorin「パプリカ」のシングルジャケットを描いた加藤隆氏が担当。大人になった「僕」が、幼少期に出会った「風の子」との思い出を回想するストーリーとなっている。

　色とりどりの世界ではしゃぎまわる子どもたちと、サウンドに散りばめられた和楽器に呼応するように描かれる景色には、日本の情緒や原風景がふんだんに盛り込まれている。縁側で三世代が腰を並べて「風鈴」の音に涼む様子や、夕暮れの港を歩く姿、夜空に打ち上げられる花火と続いて描かれる情景は、命のバトンを受け、また新たな生命へとつないでいく、普遍的な人の営みを叙情的に映し出す。

　なお、「パプリカ」セルフカバーに関する米津のインタビューの放送が決定。初回は8月16日午前9時30分より、Eテレの5分番組で放送される。

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