ハロー！プロジェクトが送り出す平均年齢17.1歳の12人組新人アイドルグループ「BEYOOOOONDS」（ビヨーンズ）が6日、東京・ダイバーシティ東京プラザ フェスティバル広場でメジャーデビュー記念イベントを開催した。昨年結成20周年を迎えたハロプロから2年ぶり、令和初のメジャーデビューとなる“末っ子”BEYOOOOONDSは、きょう7日にトリプルA面シングル「眼鏡の男の子／ニッポンノD・N・A！／Go Waist」をリリースする。

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　昨年結成されたBEYOOOOONDSは、グループ内ユニット『CHICA#TETSU』の一岡伶奈（20）、島倉りか（18）、西田汐里（16）、江口紗耶（16）、『雨ノ森 川海』の高瀬くるみ（20）、前田こころ（17）、山崎夢羽（16、※崎＝たつさき）、岡村美波（14）、清野桃々姫（14）、『ハロー！プロジェクト“ONLY YOU”オーディション』合格者の平井美葉（19）、小林萌花（18）、里吉うたの（18）の12人組。グループ名は「Beyond」（〜を超えて、〜の向こう側へ）に由来し、最年長の高瀬は「今あるアイドルの概念とか既存の枠をビヨ〜ンと大きく超えていきたい」と意気込み、「私は自信しかないです」と言葉に力を込めた。

　トリプルA面シングルの表題3曲はいずれもコミカルでクセが強めで中毒性があり、ミュージックビデオ（MV）のユニークさでもアイドルファン界隈で話題に。昨夏のハロー！プロジェクトコンサートで初披露された“奇曲”「眼鏡の男の子」は、噺家風の清野の口上から始まり、実写版少女漫画と寸劇を融合させた斬新な構成。メンバーが取り合うイケメンの眼鏡くんを演じ、女性ファン人気も高い前田は「かっこいい男の子になれるように表情をキメて頑張っています」と学ラン姿で笑顔を見せた。

　平井のラップで始まる「ニッポンノD・N・A！」は、90年代に流行したTKサウンドや、昨年ヒットした「U.S.A.」をも彷彿とさせる。国際ピアノコンクール高校生部門第2位の経歴を持つ小林は小室哲哉風にショルダーキーボードを演奏。間奏ではメンバー2人が『学校へ行こう！』の「未成年の主張」をオマージュする。モーニング娘。ファンで知られる女優・松岡茉優は7月28日に自身のスタッフのツイッターで「トリプルA面はどれも最高だけどこのPVを見てほしい。圧倒的な多幸感！」と投稿し、「ニッポンノD・N・A！」のMVをプッシュしている。

　「Go Waist」はヴィレッジ・ピープルのヒット曲「Go West」をBEYOOOOONDS流にカバーした“ウエスト”違いのエクササイズソング。“サヤーズブートキャンプ”の隊長役を務める江口は「ビリー隊長の動画を参考にしながら頑張りました。エクササイズをする楽曲になっていて、ライブではみんなで楽しめる曲になっています」とアピールした。

　一岡は「曲のどこかにせりふがあるのがBEYOOOOONDSの特徴」と説明。「なかでも『眼鏡の男の子』は1曲を通して物語やミュージカルを見ているような感覚になれる曲。役柄も12人一人ひとり違うので、細かいところまでしっかり見ていただけたら楽しめるんじゃないかなと思います」と話した。

　報道陣から20歳のプロゴルファー・渋野日向子がAIG全英女子オープンで日本人42年ぶりにメジャー制覇したことについて聞かれた同い年の高瀬は「私たちも世界一を目指したいなと、そのニュースを見て感じました」と刺激を受けた様子。一岡も「私たちは令和元年初めてハロー！プロジェクトからデビューさせていただく記念すべきグループ。私たちならどこまでも行けると思うので頑張ります！」とガッツポーズを見せた。

　ミニライブでは表題3曲のほか、カップリング曲の「文化祭実行委員長の恋」（BEYOOOOONDS）、「都営大江戸線の六本木駅で抱きしめて」（CHICA#TETSU）、「GIRL ZONE」（雨ノ森 川海）の計6曲を披露。メジャーデビュー前最後の日とあり、メンバーのコメントやファンの声援に感極まった前田や清野は何度も涙ぐんでいた。

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