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『東京喰種【S】』窪田正孝×松田翔太×山本舞香「新たな物語になっている」

 2017年7月に公開された映画『東京喰種 トーキョーグール』から2年。待望の続編『東京喰種 トーキョーグール【S】』が19日より公開される。主人公・金木研(カネキ・ケン)の前に現れた宿敵・月山習(ツキヤマ・シュウ)。喰うか、喰われるか――喰種VS喰種の究極の戦いが幕を開ける。カネキ役の窪田正孝(30)、ヒロイン・霧嶋董香(キリシマ・トーカ)役の山本舞香(21)、そして月山役の松田翔太(33)の鼎談を収録。『東京喰種【S】』の魅力に迫る。

映画:『東京喰種 トーキョーグール【S】』メインキャスト(左から)窪田正孝、山本舞香、松田翔太 (C)ORICON NewS inc.

映画:『東京喰種 トーキョーグール【S】』メインキャスト(左から)窪田正孝、山本舞香、松田翔太 (C)ORICON NewS inc.

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――前作は劇場上映の動員だけでなく、配信等でも広がりを見せ、国内外でさまざまな形で作品を楽しんだ人が400万人ほどに及んだと言われています。その続きが見られるということで、期待も大きいと思いますが、前作から引き続きカネキを演じる窪田さんはどう感じていますか?

【窪田】前作をたくさんの方に楽しんでいただけたというのは、本当にありがたいことで、おかげで続編をやらせていただくことになったのですが、今回の『東京喰種【S】』は、続編ではあるんですけど、監督も変わり、スタッフの方も変わり、むしろ、新たに加わった人の方が多いくらいで、僕も新しい感覚で撮影に臨むことができました。もちろん前作のことを思い出す瞬間もありました。なので、前作を楽しんでいただいた方は続編として期待を裏切らないものになっていると思いますし、前作をご覧になっていない方が、新作の『東京喰種【S】』をいきなり見ても楽しめる、それくらい新たな物語になっていると思います。

■プレッシャーだった…(山本舞香)

――新たにトーカ役を演じることになった山本さんは、撮影を振り返っていかがでしたか?

【山本】台本をいただいて、読んだ時はトーカのキャラクターがつかめなくて、顔合わせで窪田さん、松田さんのお二人にお会いした時、『できるかわかりません』っていいましたよね。『自信がないです』って(笑)。

【窪田】/【松田】(2人ほぼ同時に)言ってた(笑)/言ってた(笑)

【山本】アニメ版を見て勉強しようと思ったんですけど、なかなかつかめなくて。プレッシャーもすごく感じていました。

――トーカは、本作で人間の同級生・小坂依子(森七菜)と接することで、より重要な局面を迎えることになりますね。

【山本】そうですね、トーカの葛藤と成長も見どころだと思います。

――アクションはいかがでしたか?

【山本】殴ったり、蹴ったりのアクションは経験あったんですが、ワイヤーアクションは慣れるまで怖かったですね。でも、途中からアトラクション感覚で楽しめるようになりました。

■新しい月山を面白がってくれたら(松田翔太)

――松田さんは、予告編を見ただけで「習さま」を自分のものにされているなと思いました。なんだかもう、「変態」ぶりがすごいですね。

【松田】月山は感情が一つ。「カネキくんが喰べたい」。それだけなのでわかりやすく、ストレートに演じられたと思います。ただ喰べたいだけだから(笑)。そこに迷いも葛藤も何もない。実際の僕は喰種と人間のハーフの「におい」がわからなかったので(笑)、そこだけなんとなくカネキ役の窪田くんのにおいを…。

【窪田】本当ですか?(笑)

【松田】一種の恋愛映画のつもり。どんどん好きになっちゃって止められなくなって、エスカレートしていく感じが楽しかったです。暴走する役も久々でしたし、滅多にないと思うので、楽しみました。

――キャラクターの方向性や衣装などのビジュアルでこだわったことは?

【松田】原作も、ですが、それ以上にアニメ版で描かれた月山の変態イメージがすごくある。それとの戦い。アニメ版のイメージで作っていくこともできたんだけど、だったらアニメ版を観ればいいってなっちゃうし、実写版を見てドキドキしなくなっちゃうかなっと思って。実写版では、リアルなものを積み上げて、何を考えているのかわからない感じが出せればいいと思った。その方が映画的にもいいし、原作ファンも新しい月山を面白がってくれるんじゃないか、と。

【窪田】原作でも有名なシーンですが、カネキと月山がカフェに入って、指を切ってしまったカネキの血をふいたハンカチを持ってトイレに行くシーンの翔太さん、最高でした(笑)。崩れ落ち方が…。

【山本】その後、なんだかすごくスッキリした顔で戻ってくるのも笑える(笑)。

――変態・月山と、カネキ、トーカの20分にわたるラストバトルも見どころかと思いますが、最後にひと言ずつお願いします。

【窪田】そうですね、3人ともただ見栄えのするアクションを見せるためのバトルシーンではなくて、そこに至るまでのドラマの延長線上にちゃんと乗っかったアクションなんですよね。僕が演じたカネキは、戦いたくないんだけど、誰も死なせたくなくて仕方なく戦う。トーカは、カネキや依子のことでムシャクシャしているものを爆発させながら、カネキを助けようとする。そして、月山はただ、カネキのことが食べたい(笑)。人間ドラマの部分をより表現できたのは、前作で培ったものが生かされているからだと思ったし、実写版『東京喰種』という世界の円がより大きくなった気がしていて、それは観客の皆さんにも感じていただけると思います。

【松田】今回、川崎拓也監督と平牧和彦監督、監督が2人いるという新しさもあったんですが、2人とも窪田くんと同じ1988年生まれで、プロデューサーも同い年くらいで(永江智大氏=32歳)、同年代が集まった現場だった。若い力がうまくかみ合って、みんなでちゃんと作った映画。是非劇場でお楽しみ下さい。

【山本】ラストバトルのあとのエンディングも、その後のエンドロールも最後まで席を立たずに観てください!

■ストーリー
 不慮の事故により、人を喰らわないと生きられない「喰種」と人間のハーフになってしまったカネキは、2つの世界の狭間で葛藤しながらも、いまは喰種たちの駆け込み寺でもある喫茶店「あんていく」に身を寄せており、トーカらとともに生活をしている。そんな最中、「美食家(グルメ)」と呼ばれる喰種・月山が「あんていく」を訪れる。月山を厄介者だと言い露骨に嫌な顔をするトーカは、カネキに「あいつとは関わらない方がいい」と釘を刺す。だが、月山は人間と喰種のハーフであるカネキの特殊な「におい」に目をつけ、カネキを「喰種レストラン」へ招き入れる。カネキVS月山…それぞれの正義がぶつかり合い、人間と喰種の共存を賭けた闘いが始まる。

 映画『東京喰種 トーキョーグール【S】』は7月19日公開。

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関連写真

  • 映画:『東京喰種 トーキョーグール【S】』メインキャスト(左から)窪田正孝、山本舞香、松田翔太 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画:『東京喰種 トーキョーグール【S】』主人公・金木研役の窪田正孝 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画:『東京喰種 トーキョーグール【S】』月山習役の松田翔太 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画:『東京喰種 トーキョーグール【S】』トーカ役の山本舞香 (C)ORICON NewS inc.
  • 映画:『東京喰種 トーキョーグール【S】』(C)2019「東京喰種【S】」製作委員会 (C)石田スイ/集英社
  • 映画:『東京喰種 トーキョーグール【S】』(C)2019「東京喰種【S】」製作委員会 (C)石田スイ/集英社
  • 映画:『東京喰種 トーキョーグール【S】』(C)2019「東京喰種【S】」製作委員会 (C)石田スイ/集英社
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