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有田哲平&倉持明日香のプロレス番組が“完結” 壮大な夢を告白「この番組でプロレス大賞に…」

 お笑いコンビ・くりぃむしちゅー有田哲平の熱い“プロレス愛”がほとばしるAmazon Prime Videoにて独占配信中のプロレストークバラエティー『有田と週刊プロレスと』。これまでシーズン3まで配信され、プロレスファンはもちろんのこと、プロレスにまったく興味がなかった視聴者のハートもガッチリとつかんできた同番組のファイナルシーズンが本日17日より配信開始され(初回は2話同日配信 毎週水曜更新 全25話)、9月27日にはシーズン1とシーズン2のDVD-BOXが完全撮りおろしの特典映像付きで発売される。はやる気持ちを抑えきれず、6月下旬の番組収録後に有田哲平と倉持明日香にインタビューを行った。

『有田と週刊プロレスと』への思いを語った(左から)倉持明日香、有田哲平 (C)ORICON NewS inc.

『有田と週刊プロレスと』への思いを語った(左から)倉持明日香、有田哲平 (C)ORICON NewS inc.

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■番組ファンの安田顕も切望した新シーズン 相方・上田晋也と“プロレス熱”に温度差?

 番組では、有田が雑誌『週刊プロレス』を教科書代わりにして、毎回多彩なゲストを迎え、豊富な知識とトーク力で語りまくって、プロレスから学ぶべき人生の教訓を伝授。プロレス史に残る衝撃事件や、語り継がれる伝説の試合をドラマチックに語り切る有田の卓越した話術、約40年間のプロレスファン歴に裏打ちされた圧倒的な知識量、何も知らない相手に興味を抱かせ、最終的にはある種の感動を覚えさせるほどの構成力が光る内容となっている。

 ついに訪れたファイナルシーズン。有田は「いろんな方に、シーズン4はまだかまだかって言われるんですよね。TEAM NACSの安田顕さんとかも、会う度に『次はいつやるんですか』って言ってくださって(笑)。期待していただけてうれしいですけど、本当に毎回すべて吐き出してしまっているんですよ。だからシーズン3で(自分が持つ)すべてを視聴者のみなさんにお届けしたと思っていたんですが、今回始めてみたらまだあったかっていう気持ちになりました(笑)。いろんなところにネタは転がっているもんですね」とにっこり。倉持が「これまでに『この続きはまた今度』とおっしゃっていたものもありますし、まだお話されていないエピソードが色々あるのではと期待しています」と語ると、有田も続けた。

 「確かに、泣く泣く、その場では話さなかったみたいなのもありますね。この歴史を30分で終わらせたらダメだっていう話がたくさんあるんですけど、担当のディレクターがそんなにプロレスに詳しくなくて(笑)。もちろん、プロレスが大好きなスタッフさんもたくさんいるんですけど、ここからっていう時に、仕切っているディレクターが『そろそろ締めてください』っていう風にやってくるんですよ(笑)」

 番組ファンの中からは公開イベントの開催を期待する声が上がっていたが、有田は「それもやってみたいなと話しているんですよ」と告白。「月に1回くりぃむしちゅーでトークライブ(くりぃむしちゅー熊本復興支援チャリティトークライブ)をやっているんですね。フリートークなので、いろんな話をするんですけど、例えばWWEのレッスルマニアが面白かったとか、マサ斎藤と海賊男の話をしたりするんです。でも、あのプロレスファンだった上田晋也が(声色をまねながら)『おいおいおい、お前この温度差に気づいてんのか』みたいな反応をしてくるんですよ。ライブの会場に来てくれるお客さんの中には『シーズン4やってください』って言ってくれる方もいるので、ワハハみたいな話じゃないにしても、興味深く聞いてくださっているはずだと思うんですけど…。上田は、なんか『もうええわ』みたいなことを言うんです。だから、そういう時にこの番組が人気あるっていうのは本当なんだろうか、みんな本当に楽しんで見てくれているんだろうかと疑心暗鬼になります」と笑わせた。

 その上で「この番組が好きっていう人の前で話をしたら、どんなリアクションになるのか楽しみですよね。これまでのお笑いライブとかでは、笑いが起きたら、あっウケているな、笑いが起きなかったら、ウケてないなという観点でしかやってきてないから。この番組って、笑いだけじゃなくて『へぇーそんなことあるんだ』みたいな反応もあると思うんです。だから、この番組が好きっていう人が生で聞いたらどんなリアクションになるのかなって」と期待を寄せた。

長州力の引退試合で有田が感じたこと ファイナルシーズンも“復活”に期待「大義名分が…」

 記念すべきファイナルシーズンの初回ゲストは、チュートリアル福田充徳。さらにシーズン1とシーズン2のDVD-BOXの特典映像も福田がゲストだという。番組ファンの間で「最高の聞き手」との評価が寄せられるが、倉持も「何度もこの番組に来てくださっているので、ゲストの方なんですけど安心感があります」と信頼を寄せている。一方の有田は「スタッフの方に『もう、ずっと福田がレギュラーでいいじゃない』って言うと、『はい』って返事は返ってくるんですけど、なぜか絶対そうはならないんですよ(笑)。反対している人がいるんでしょうか(笑)。安田さんも『神の聞き手』って言っていたんですけどね。先日、安田さんにこっそり『実は新しいシーズンが始まります』と伝えたら、喜んでいただけたんですが、第1回のゲストが福田だと言ったら『うわー』ってそっちの方が盛り上がったんです」とうれしそうに明かした。

 インタビューを行った前日には長州力(67)が引退試合を行っていたが、有田に多大な影響を与えたレスラーの引き際をどう感じ取ったのだろうか。「僕は残念ながら現場には伺えず、映像で拝見しました。長州さんは一度引退をされているので、今回は長州さん自身も『大々的にはやらなくてもいいよ』というテンションでいらっしゃったかなと思うんですけど、なんかね…テンカウントのゴングもなければ、いろんな選手の方が集まっての花束贈呈もなかったんですよね。何というか本当にそっけない終わり方だったんですが、ただ長州さんがマイクを持って奥さんとキスをするとか、お客さんにちゃんとお礼しているのを見て、本当の意味でのセレモニーをしたのかなという感じはありました」。さらに、あふれる思いの丈を語った。

 「初めてリングの上で素を見せたというか、今まで絶対に長州さんはそういうのを見せてこなかったんですけど、奥さんとキスとか、そういう姿を見せたんですよね。もう闘いは終わりだっていうのを、儀式じゃなく見せてくれたような感じがして、長州さんらしい引退試合だったなと思いました。バックステージでのインタビューも、何だかんだで(アントニオ)猪木さんへの感謝の言葉があったりしたし、これで本当に終わりかもなっていう気がしましたね。画期的な引退式だったなと思います」

 この番組も今回で“ファイナル”と銘打っているが、少し気が早いがプロレスラーらしく(?)ぜひとも復活を期待したいものだが、有田は「まぁーどうでしょうかね(笑)。ただ、この番組をやるようになってから、プロレスをますますちゃんと見るし、言ってみれば自分が興味あるもの以外も見るようになったんですけど、どこかで、ここで話すために選手と社長が揉めたり、分裂しないかなと思ってしまっている自分がいます。おかしな感覚ですよ」と笑う。倉持が「ファイナルと言いつつ、この番組はたくさんのプロレスラーの引退からの復活を取り上げているので、この番組の復活もあるんじゃないかなと思っています」と声を弾ませると、有田もふっと笑顔を浮かべた。

 「何かトラブルが起きれば『あれ、やるしかないでしょう』ということで引退撤回するしかなくなるもんね(笑)。長州さんだって、大仁田厚と戦うという大義名分があって、引退を撤回したわけですから。この番組にしたって『あの事件は語ってもらわないと』ということが起きてくれたらね…。大義名分がほしいですね(笑)。でも、まずはとにかくファイナルシーズンは欠かさず楽しんでほしいです。そして、僕らの目標はプロレス大賞に呼んでいただけることですので、功労賞とか…なんだったら新人賞でも、技能賞でも、MVPでもいいですので(笑)、子どもの頃からわくわくして見ていた場に、この番組で立ちたいですね(笑)」

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