氷川きよし「振り幅をバーンと」 演歌とV系ロックの温度差楽しむ

 歌手・氷川きよし(41)が12日、東京・日本武道館で『デビュー20周年コンサート~龍翔鳳舞~』を昼夜2公演行い、演歌、ロック、EDM、V系メイク、早着替えを含む衣装10変化とめくるめくステージを披露。「年の数だけ」42曲とダブルアンコール1曲の計43曲を熱唱し、前日とあわせて3公演で計2万4000人のファンを魅了した。

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 昼公演後に囲み取材に応じた氷川は開口一番「3時間10分くらいのショーなので、お付き合いいただいてだいぶくたびれたでしょう? 大丈夫ですか?」と報道陣をねぎらった。「年の数だけ歌う」のは自身の企画だったといい、「半年前から決めてて。でも実際やるとちょっとくたびれますね。まだ夜があるんですけど…倒れたらどうしよう」と苦笑いした。

 2000年2月2日、22歳のときに「箱根八里の半次郎」でデビューし20年目。「日々勉強であっと言う間でしたね。22歳のまま止まってるんですよね。それこそ“あっ”と言う間」と強調。多忙を極めた20代は「記憶がほとんどない」といい、「氷川きよしについていくのが精一杯だった」としみじみ。最も思い出に残っているのは2004年7月、発熱と脱水症状で渋谷公会堂公演を中止にしたことと語り、「熱を出してコンサートに穴を空けてしまって。この失敗を繰り返したくないと思いました」と悔しさを糧にしていることを明かした。

 昨今ではビジュアル系のような妖艶なメイクや衣装でシャウトし、ヘッドバンギングしながら熱唱するライブ映像がネットで話題となっている。この日もV系メイクにレインボー色のボディースーツでクレーンに乗り、スモークが噴出するド派手演出でアニメ『ドラゴンボール超』のオープニング曲「限界突破×サバイバー」を熱唱した。

 ロック調の楽曲を歌うのは「子どもの頃からロックばっかり聴いていましたし、中学の時は『イカ天』ブームだったので」と自身は違和感がないというが、“ヘドバン”に関しては「首が痛いなぁ」と首元をさすり、「あまりにも痛くなったらやめるかも。若いお客さんに振ってもらって」と弱音もチラリとみせて笑いを誘った。

 歌に合わせてファッションも楽しみたいという氷川は「『白雲の城』は袴がかっこよく見えますし、ロックテイストのときはボディースーツとか、いろんな格好をしながら歌を表現して、“七色の表現”ができると自分自身も楽しい」とにんまり。「振り幅をバーンと変えて、コテコテの演歌とめちゃくちゃロックという温度差が面白い。二足のわらじというか、自分の中では演歌歌手という意識はしてないんですけどね」と続けた。

 最近は「どこを目指しているのか」とよく聞かれるというが「どこも目指してない。自分らしく輝くこと、そして皆さんに喜んでいただくことが一番、大切だと確信しています」ときっぱり。今後はシャンソンやジャズにも挑戦したいと意欲をみせ「20年経って、40歳を過ぎて、自分が楽しい、自分が喜べる、自分が歌いたくてしょうがないというテンションにもっていける曲を歌っていきたいなと思いますし、もちろん今まで歌ってきた大切な曲もやれたら」とベースを大事にしながら新境地を切り開いていくことを宣言した。

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