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世界三大コンクール2位・藤田真央、浅田真央とのコラボに意欲「舞い上がってしまいます」

 先月27日、『世界三大コンクール』と呼ばれるチャイコフスキー国際コンクール(ロシア)のピアノ部門で2位となった東京音楽大学生・藤田真央(20)が1日、都内で行われた『第10回 岩谷時子賞』授賞式に登壇した。音楽文化の向上・普及のためにその活動において功労のあった人物・団体を表彰する同賞でFundamental for youthを受賞。「まさかこんな形で、Wでいい賞が受賞できて光栄です」と快挙に顔をほころばせた。

浅田真央とのコラボに意欲を示した藤田真央 (C)ORICON NewS inc.

浅田真央とのコラボに意欲を示した藤田真央 (C)ORICON NewS inc.

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 このほか岩谷時子賞を歌舞伎役者・坂東玉三郎、岩谷時子賞特別賞を音楽家・宇崎竜童&作詞家・阿木燿子夫妻、岩谷時子賞奨励賞を女優の昆夏美が受賞。ライブパフォーマンスとしてリスト 愛の夢第3番「おお、愛しうる限り愛せ」をピアノで生披露。世界レベルの演奏でその場をしっとりとした雰囲気で包んだ。

 藤田は弱冠18歳で第27回クララ・ハスキル国際ピアノコンクールで優勝。世界の注目を浴びると国内外でオーケストラと共演。チャイコフスキー国際コンクールでは日本人勢として17年ぶりのピアノ部門入賞を果たした。今秋公開の映画『蜂蜜と遠雷』では風間塵(鈴鹿央士)役の演奏を担当。現在は特別特待奨学生として東京音大3年ピアノ演奏家コース・エクセレンスに在学し、研さんを積んでいる。なにも予定がないときは1日中、練習漬けだそうで「それしかやることがない。非常に楽しいです」と朗らかに語り、他の受賞者を驚かせた。

 また、帰国後の反響について「こういった場で発言するのは初めてなので浮足立っております」と照れもみせつつ、「今後としまして、普通にピアノというものは機械と違う、生の音楽なので一音一音研究していい響きをつくっていきたい」と気を引き締める。

 同じ名前の浅田“真央”については「尊敬する大先輩。私も近づけるように。一歩でも近づけたら」と憧れの気持ちを覗かせ、『もしリンクでコラボできたら…?』という質問には「そんなことがあったら舞い上がってしまいます。浅田真央さんも“舞い上がって”いますけど…どうしましょう」とはにかみながら答えて、笑いを誘っていた。

関連写真

  • 浅田真央とのコラボに意欲を示した藤田真央 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第10回 岩谷時子賞』授賞式に登壇した(上段左から)昆夏美、藤田真央 (下段左から)坂東玉三郎、宇崎竜童、阿木燿子 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第10回 岩谷時子賞』授賞式に登壇した宇崎竜童 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第10回 岩谷時子賞』授賞式に登壇した阿木燿子 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第10回 岩谷時子賞』授賞式に登壇した坂東玉三郎 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第10回 岩谷時子賞』授賞式に登壇した昆夏美 (C)ORICON NewS inc.

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