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石田ひかり、『あすなろ白書』以来26年ぶり月9レギュラー 主演・上野樹里と母娘役

 女優の石田ひかり(47)が、7月スタートのフジテレビ系“月9”ドラマ『監察医 朝顔』(毎週月曜 後9:00)に主演・上野樹里(33)の母親役で出演することが16日、わかった。石田が月9ドラマにレギュラー出演するのは1993年10月〜12月に放送された『あすなろ白書』以来、実に26年ぶりとなる。

“月9”ドラマ『監察医 朝顔』(左から)上野樹里、石田ひかり (C)フジテレビ

“月9”ドラマ『監察医 朝顔』(左から)上野樹里、石田ひかり (C)フジテレビ

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 同ドラマは、2006年から『週刊漫画サンデー』で連載された同名漫画が原作。上野演じる新米法医学者の万木朝顔(まき・あさがお)と刑事の父・万木平(まき・たいら/時任三郎)という異色の父娘が、かたや解剖、かたや捜査により、さまざまな遺体の謎を解き明かしていく姿をサスペンスフルに描き、また、見つけ出された遺体の“生きた証”が生きている人たちの心をも救っていくさまをハートフルに描いていく。原作で朝顔は阪神大震災により母を亡くした設定だが、ドラマ化にあたり、東日本大震災により母が行方不明という設定にアレンジしている。

 石田が演じるのは朝顔の母・万木里子。東北生まれの東北育ちで、朝顔の愛情深く心優しい部分は里子譲り。朝顔、夫の平とも円満で、急きょ平が仕事で家族の予定をキャンセルしても、「刑事だから仕方がない」と夫を理解し笑みをこぼす。穏やかで茶目っ気たっぷりでユーモアもあり、まさに里子は万木家の太陽だった。しかし、2011年3月11日、里子は朝顔と東北の海沿いの街にある実家に帰省中、東日本大震災に被災。以来、里子は行方不明のまま、今日に至る。

 主演の上野とは今回が初共演の石田。先日、東北の海沿いの街にいる朝顔と里子のシーンが撮影されたが、実は2人とも5月25日が誕生日。偶然の一致に笑顔で言葉を交わし、まるで仲の良い母と娘のように意気投合したという。本作では、主に回想シーンでの登場となるが、そこに姿はなくとも里子の笑顔が今も朝顔の心を後ろから抱きしめ、朝顔が前を向いて進み続けるための心の糧になっている。

 26年前の『あすなろ白書』は、木村拓哉との“あすなろ抱き”が社会現象になるほど話題に。石田は「『あすなろ白書』は、若かりし頃に懸命に取り組んだ、わたしにとって、とても大切なドラマでありましたので、やはり月9には特別な思いがあります。今回は回想での出演がメインとなりますが、これからも呼んでいただけるよう頑張ります!」と久々の月9レギュラーに意気込んでいる。

 初共演の上野に対しては誕生日が同じということで以前から親近感を持っていたそうで、「樹里ちゃん可愛いです! とっても! 背が高くて細くて色が白くて、ほんとうに可愛い! 娘にしては大きいのですが(汗)、こんな可愛い娘を持てて幸せです!」と絶賛している。

 一方、東日本大震災を背景に描かれる同作については「里子のように今も行方が分からない方々、そのご家族のことを思うと、言葉になりません。ひとりひとりにかけがえのない人生があること、そして行き場のない思いがある事をしっかりと胸に刻んで、心を込めて演じていきたいと思っています」と決意を新たにし「心に傷を抱えた人たちが懸命に生きていく姿を見ていただければと思います」と呼びかけている。

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