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『ヤヌスの鏡』34年ぶりに映像化 主演は桜井日奈子“不良少女”は「挑戦的な役」

 1981年から1982年に『週刊セブンティーン』にて連載された宮脇明子氏の人気漫画で、1985年にフジテレビでドラマ化された『ヤヌスの鏡』が、34年の時を経て再び映像化されることが決定した。主演は女優・桜井日奈子(22)が務め、8月から動画配信サービスFODで配信される予定。

FODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』で優等生ヒロミ&別人格の不良少女ユミ(右)を演じる桜井日奈子(C)宮脇明子/集英社 フジテレビ

FODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』で優等生ヒロミ&別人格の不良少女ユミ(右)を演じる桜井日奈子(C)宮脇明子/集英社 フジテレビ

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 『ヤヌスの鏡』は、厳格な家庭に育つ優等生の高校生・小沢裕美(オザワ・ヒロミ)が、ある時、厳しい祖母に閉じ込められた納戸の中で、鏡台を見つけたことをきっかけに“ユミ”という全く別の人格を持った不良少女に変貌してしまう姿を描いた作品。

 1985年にフジテレビでドラマ化され「古代ローマの神・ヤヌスは、物事の内と外を同時に見ることができたという。この物語は、ヤヌスにもう1つの心を覗かれてしまった少女の壮大なロマンである。もし、あなたに、もう1つ顔があったら…」というナレーションをはじめ、当時、話題となった。

 今作で、大人しい優等生・ヒロミと夜の繁華街に現れる不良少女・ユミという正反対の人格を演じ分ける難しい役どころに挑戦する桜井は「ヒロミは今まで演じてきた役に近かったのですが、ユミは今までに演じたことがない挑戦的な役でした。ユミの何にも動じない余裕と強さを表現するにはどうすればいいのか、強がりに見えないように気をつけました」といい「衣装やメイクが特徴的なので、2人のスイッチの切り替えはそういったことで助けていただきました」。

 「大人しい優等生でいようとするヒロミと対照的なユミの、それぞれの気持ちに寄り添うことは難しくはなかったです」と明かし「誰でも多面をもっていると思います。それは、理性がきちんと働く普通の人でも少なからず心のバランスを保つのに必要だし、多面であって当たり前なのかもしれないな、と改めで思いました。誰もが抱える心の悩みに寄り添える作品になれるとうれしいです」と呼びかけている。

 企画・プロデュースの清水一幸氏は「“主人公は誰に?”と考えたときに、この役柄はとにかく普段とのギャップ、不良少女のイメージからかけ離れている方に尽きる!と思い、それは…桜井さんしかいない!と思い、桜井日奈子さんにお願いしました」と説明。「実際の桜井さんの演技はとても素晴らしく、見事に二役を演じきってくれました。普段は優等生の役が多い桜井さんの不良少女姿、こちらも必見です(笑)」と太鼓判を押している。

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  • FODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』で優等生ヒロミ&別人格の不良少女ユミ(右)を演じる桜井日奈子(C)宮脇明子/集英社 フジテレビ
  • FODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』に出演する桜井日奈子(不良少女ユミ)(C)宮脇明子/集英社 フジテレビ
  • FODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』に出演する桜井日奈子(優等生ヒロミ)(C)宮脇明子/集英社 フジテレビ
  • FODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』に出演する桜井日奈子(不良少女ユミ)(C)宮脇明子/集英社 フジテレビ
  • FODオリジナル連続ドラマ『ヤヌスの鏡』に出演する桜井日奈子(優等生ヒロミ)(C)宮脇明子/集英社 フジテレビ

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