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『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』劇中音楽メイキング映像解禁 ベア・マクレアリーのコメントも到着

 1954年に日本で誕生し、これまでに30本以上が製作され、シリーズ累計動員数が日本国内だけで1億人を突破している国民的アイコン『ゴジラ』。2014年には、10年ぶりとなる“復活”を遂げたハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』が、全世界でオープニング成績1位を樹立し、日本国内興収32億円、全世界興収530億円という大ヒットを記録。ゴジラが誕生して65年。日本発、ハリウッド製作の世界最大級の大作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が、再び全世界を蹂躙(じゅうりん)する――。

『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(C)2019 Legendary and Warner Bros. Pictures. All Rights Reserved.

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 前作『GODZILLA ゴジラ』から引き続き、芹沢猪四郎博士役を演じた渡辺謙が出演するほか、カイル・チャンドラー、ヴェラ・ファーミガらの実力派俳優に加え、大人気ドラマ「ストレンジャー・シングス」でブレイク、本作にてスクリーンデビューのミリー・ボビー・ブラウン、日本でも馴染みのある中国人女優チャン・ツィイーなど豪華俳優陣が出演。さらに日本語吹替えキャストとして、芦田愛菜木村佳乃田中圭が決定、日本版主題歌には若手人気バンドのアレキサンドロスが担当した。

 その『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』が5月31日に海外75国と地域で、世界同時公開を迎えた。北米をはじめ、日本、中国、台湾、インド、タイ、マレーシアなどでも週末興収ランキング1位を獲得し、全世界興収は速報値で$179.0M(約193.6億円)にものぼり、ダントツのナンバー1の成績となり、まさに全世界にてモンスター級の大ヒットで、ゴジラが世界を席巻している。

 特に日本では5月31日〜6月2日の公開週末3日間で入場人員64万1773人 興行収入9億1886万100円を記録し、週末の映画動員ランキング(興行通信社調べ)でも堂々の1位を獲得。『シン・ゴジラ』を含む全てのゴジラシリーズ(※興収発表となった 2000年以降)の中では最大の大ヒットスタートとなった。

 そして、マイケル・ドハティ監督はじめ製作陣のオリジナルゴジラシリーズへのリスペクトが随所にみられる作品内容に、ゴジラファンを中心に作品の満足度が高く、劇中の音楽スコアも、伊福部昭氏の『ゴジラ』のメインテーマや古関裕而氏の『モスラの歌』がゴジラやモスラの登場に合わせて流れるなど「まさに怪獣映画とはこういうことだ!」と高揚感が高まる内容となっている。

 今回、その音楽の収録模様を収めたメイキングを含む映像と音楽を担当したベア・マクレアリーからコメントが到着。作曲に7ヶ月かけ、その後LAをはじめロンドンや上海、日本などのレコーディングスタジオで数週間にわたって収録を敢行。『ゴジラ』のメインテーマには25人の日本人太鼓奏者が参加し、掛け声を収録。荘厳な雰囲気を醸し出す曲に仕上がっている。

 また、4人の日本人僧侶にお経をさまざまなスタイルで詠唱してもらい収録。その音源をデジタル化して編集・編曲し、レイヤー状に重ねて『キングギドラ』のテーマ曲が制作され、その様子の一部が映像に収められている。

 ベア・マクレアリーは『ゴジラ』と『モスラ』のテーマソングをいかに作品にとって効果的に使用できるかを考えて、全体のスコアを構築したという。そんなオリジナル版にリスペクト溢れる音楽にも大注目の『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』は、きょう8にも日本での観客動員数が100万人を突破する見込みとなっており、大ヒット公開中だ。

■ベア・マクレアリー「私はいつもゴジラ映画とモンスター映画全般を愛してきました」

――ゴジラとの関係、そしてこのプロジェクトに携わるきっかけを教えてください。

私にとっては、世界そのものでした。私はいつもゴジラ映画とモンスター映画全般を愛してきました。それは私の心に非常に近いジャンルですが、仕事では関わることがないと思っていたので、このプロジェクトの話を聞いたときは本当に興奮しました。マイケル監督と少なくとも10年間は友達だったので、彼が2014年のゴジラへのフォローアップの可能性に取り組んでいると言ったとき、私は興奮しましたし、本当にうれしかったです。

当時、彼は明らかに2、3の素晴らしいジャンルの映画の脚本を書いて、監督しましたが、このスケールのものでは何もありませんでしたからね。だからこの映画の話を聞いたときは「それは素晴らしいよ、マイク! 監督は誰?」って聞いたら、彼が「俺なんだよね!」って言ったんです。びっくりしすぎて、開いた口が塞がらなかった。

それから半年か、8ヶ月後くらいに電話が来て、監督から仕事をオファーされたときは本当に信じられませんでした。すごく興奮しました! 私はこの最高の作品の中で遊べるなんて、高揚と興奮の両方を感じる一方で、著名な東宝映画のテーマソングを扱うことプレッシャーも感じました。60年以上も続く長い歴史を持つこのゴジラシリーズの作品の作曲をすること、それは30作品にもわたる重さを感じることで、押しつぶされそうな気持ちになりましたね。

――古典的なゴジラのテーマソングは確かにそれ自体が音楽の一部として価値があります。 2019年にこのテーマソングを新たに作り上げるためにどのようにアプローチしましたか?

私が始める前に、マイケルと私が思いついた目標は、曲にクラシック映画の感性と現代の叙事詩的な感性を組み合わせることでした。この曲は、昔のスコアでもないし、現代的でもないんです。私の中の多くの個性が非常に奇妙に混じり合った組み合わせでもあります。全体的に見て、古典的な曲調を認めた上で、そのセンスをこの壮大なスケールの作品に取り込んでいきました。古典的な映画音楽には素晴らしい行進曲と高揚感のあるリズムがたくさんあって、私はそれらを自分の音楽に織り込むのが大好きです。 「バトルスター・ギャラクティカ」を見れば、それはリズムにほかならないことが明確だと思います。

このリズムは素晴らしい出発点でした。それに加えて、私はたくさんの現代のシンセやサンプル、そしてたくさんのライブプレイヤーやソリストを重ねました。それから、その上に、私はいくつかの非常にぶ厚く構成されたオーケストラ音楽を重ねました。オーケストラ層はバジル・ポールドゥリスやジェームズ・ホーナーまたはジェリー・ゴールドスミスあるいはジョン・ウィリアムズの映画音楽に触発されました。このすべてを混ぜ合わせることになると、素晴らしい挑戦になりました。

――クラシックなゴジラ映画が持つ、共鳴的な側面の1つは、特にテーマが無邪気な感覚を持っていることです。例えば、ピュアな気持ちが織り込まれたモスラのテーマもそうですが、これらのモンスターごとに異なるテーマソングをどの様に作成しましたか。

その感覚はモスラをとてもユニークなものにしていることの1つであり、長年にわたってファンに愛されている理由の1つだと思います。そして、この映画のすべてのモンスターはユニークなテーマソングを持っているんです。私はまた、人間のキャラクターのテーマ、そしてモナークのテーマも書きました。 4つのメインモンスターのそれぞれの主要テーマのうち2本はこの映画のために私が作曲したもので、2本は東宝の映画からのものです。

私が強く感じていることの1つは、リブートやリメイクのこの時代には、オリジナルのテーマソングがカメオポジションに追いやられて、エンドクレジットあたりにチラッと追いやられてします。私はゴジラのテーマソングは、もっとふさわしいところにあると思う。私がこのスコアに組み入れた2つのテーマであるゴジラのテーマソングとモスラのテーマソングは、完全に作品に機能する曲として使用を決めたので、私のゴールは、その曲を効果的に使うことでした。

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