2008年に韓国デビュー、2011年に日本デビューを果たしたボーイズグループ・SHINeeのメンバー。2016年に日本でもソロデビューしたテミン。6月より14公演に渡るアリーナツアー『TAEMIN ARENA TOUR 2019(仮)』を開催する。ORICON NEWSでは、昨年に続いて2年連続となるソロのジャパンツアーへの意気込みや、初の写真集『PORTRAIT』、バラエティ番組への出演と、日本でも活動の幅を広げるテミンに話を聞いた。
■昨年のライブは“共感”を大事に「今年見せたいのは“大人になったテミン”」
――テミンさんの今回のツアーにかける想いはどんなものですか?
【テミン】こうして日本で2年連続ツアーができるのは、本当にファンのみなさんのおかげだと思っています。いまSHINeeの活動はお休み中ですが、メンバーが再び集まったときに、もっとすごいグループになってファンのみなさんの前に戻って来られるようにしたいです。そのためにはいま僕が頑張ることに大きな意味があると思っています。日本語も頑張って、テミンという人がもっと成長できるように、今回のツアーではさらにいろんな挑戦ができたらいいなと思っています。
――前回のライブではピアノの弾き語りを披露され、ファンには嬉しいサプライズがありましたが、今回はどのようなライブになりそうですか?
【テミン】今はまだスタッフの方たちと相談している最中なのですが、今年は「もっと大人になったテミン」、「新しいテミン」を見せたいと思っています。日本デビュー曲の「さよならひとり」や「Flame of Love」はアジアンテイストの楽曲だったし、「Unedr My Skin」は初めてダンスのないリード曲だったので、もっと多様なジャンルや世界観を表現できたらいいなと思います。
――初のフルアルバムも各国で1位を獲得していますが、どんな想いを込めたアルバムですか?
【テミン】昨年の僕の感情ややりたいことをアルバムの中に詰め込みました。僕の意見をたくさん反映させた分、ファンのみなさんがどう受け止めてくださるのか、不安やプレッシャーもありましたけど、世界中のたくさんのファンのみなさんが喜んでくださって嬉しかったです。その感謝の気持ちをお返しできるように、次回のアルバムやライブを通して、もっとレベルアップした姿をお見せしたいと思います。
◆影の努力はみんなと同じ「僕の場合は、それをファンの方が見ていてくれてるだけ」
――また初のソロ写真集『PORTRAIT』も発売されましたね。発売記念イベントも行われましたが、ファンの方と直接交流できる時間はいかがでしたか?
【テミン】撮影のときは、ちょうど疲れが溜まっている時期だったんです。そんなときに沖縄に行って、いろんな景色を見たり、スキューバダイビングをしたり、沖縄名物のソーキそばやアグー豚を食べたりっていうのが気分転換になって……撮影ではあるものの、休暇にも近いような感覚だったので、素の表情がたくさん詰まった写真集になったと思います。このあいだ行われたイベントではファンのみなさんと久しぶりに会って、近い距離で会話もできました。たくさんの方から『しゃべくり007』(日本テレビ系)の話をされて、おめでとうという言葉をいただいて、なんだか誕生日を迎えたような気分になりました(笑)。
――出演が発表された日には、テミンさんの名前がTwitterの世界トレンド入りをするほど、OA前から大きな反響がありましたね。
【テミン】スタッフから「テミンがトレンドに入っているよ」って言われて、僕に対しての関心をたくさんの方が持たれている現実に信じられない気持ちでした。こんなに喜んでくれる人がいるなら、もっともっと頑張らないといけないなって思いました。
――収録はいかがでしたか?
【テミン】緊張しすぎて、正直、あんまり記憶がないです(笑)。すっごく緊張していたし、みなさん早口なので、実は何を話しているのか聞き取れないこともあって、いつの間にか笑顔で立っている僕もいたんですけど(笑)、すごく楽しかったことは覚えています! テミンという人をポジティブな目で見てもらえるといいなぁって思いますね。
――記憶がないほど緊張されるんですね。意外です。努力を積み重ねていらっしゃいますし、もっと余裕かと思っていました。
【テミン】昨年のライブで弾き語りを披露した時も緊張で手が震えていましたよ(笑)。もちろん努力はし続けていますけど、誰だって、努力をしていると思います。ほとんどの人は、その努力をほかの人に見せる機会はないと思うんですけど、僕の場合は、それをファンの方が知ってくださっているだけの違いだと思います。
――余裕が出てきたのは、ソロで成功したことによる自信から?
【テミン】というよりは「僕の味方って、すごく多いんだな」ってことを実感したからだと思いますね。支えてくれるファンのみなさんやスタッフさんの存在はもちろん大きいですし、昨年のジャパンツアーファイナルのときに、SHINeeのメンバーであるミンホさんが応援しに来てくれました。僕にはこんなにも力強い仲間がいるんだって、自信につながったんです。
――先日ミンホさんが入隊され、テミンさんはメンバーのみなさんを送り出されましたが、現在、おひとりでSHINeeを背負いながら活動しているということも大きいのでは?
【テミン】僕がSHINeeを背負うなんてとんでもないことですけど、最初にも言ったように、SHINeeのために精一杯頑張って、成長した姿を見せていきたいと思います。
■ファンとはお互いが刺激しあって、成長できる関係「僕はとても幸せな人」
――ソロの活動を通して、改めてご自身の成長は感じますか?
【テミン】う〜ん……日本語はちょっとは伸びたかな?
――はい、確実に伸びてますよ!
【テミン】ありがとうございます(笑)。でも、自分が言いたいことをすべて日本語にできるわけではないですし、まだまだ間違っている文法とか発音とかもたくさんあるので、もっと勉強しないといけないですね。逆に、ファンのみなさんが韓国語を覚えて、僕の韓国のライブに来てくれることもあるんですよ。写真集のイベントの時にも、1ヵ月前に行なったソウル公演に来てくださった方もたくさんいらっしゃいました。わざわざ遠くまで僕を見に来てくださることも嬉しいですが、ライブで話したことも理解してくれていることにびっくりしました。僕はなんて幸せな人なんだろうと思いました。
――アーティストとファンがお互いが刺激しあって、成長できる関係性って素敵ですね。改めてソロアーティストとしては、どんなことを意識して活動していますか?
【テミン】SHINeeのテミンではなく、ひとりのテミンという人を見せることを意識しています。SHINeeは僕から見ると、バランスも良く、完成されたチームだと思います。でも、ソロのテミンは、まだ未完成なのでもっともっと頑張れると思っています。
――ひとりで寂しいと思う瞬間はありますか?
【テミン】もちろん、あります。ステージの上で歌詞やダンスを間違ってしまったときに、一瞬助けを求めたくなることがあります。でも、周りを見渡しても誰もいなくて。そのときにメンバーの姿を思い出しますね。前まではちょっとした間違いでも許せなかったんですけど、最近は「それがライブの醍醐味なんだ! 間違っても大丈夫なんだ!」って思えるようになってからは少し楽になりました。
――では、この先、どのようなアーティストになっていきたいですか?
【テミン】25歳になって、今、ちょうどエネルギーが溢れている時期なので、そのエネルギーを全部込めていけるようにしたいです。そして、テミンのアイデンティティーを自分も探しながら、みなさんにさまざまな活動を通してお見せして、もっとたくさんの方に僕やSHINeeの音楽を届けることができたらいいなと思います。
――テミンさんやSHINeeの活動を通してK-POPや韓国への興味が増した方もたくさんいると思いますが、そういった役割を担っていることについてはどのように感じていますか?
【テミン】僕やSHINeeがきっかけで、韓国の文化とかを知らせることができるのはすごく嬉しいことですし、これからも、お互いにいい影響を及ぼすことができたらいいなって思っていますね。
――最後に、ファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
【テミン】6月からコンサートツアーがはじまるので、たくさんの方が観に来てくださったら嬉しいです。僕も体調を崩さないように、健康を意識しながら頑張りたいと思います。そして、写真集もぜひみなさんに見ていただけたら嬉しいです。この夏は、みなさんと一緒に楽しい時間をたくさん過ごせたらいいなと思います。
(文/星野彩乃、写真/嘉陽宗也)
■昨年のライブは“共感”を大事に「今年見せたいのは“大人になったテミン”」
――テミンさんの今回のツアーにかける想いはどんなものですか?
【テミン】こうして日本で2年連続ツアーができるのは、本当にファンのみなさんのおかげだと思っています。いまSHINeeの活動はお休み中ですが、メンバーが再び集まったときに、もっとすごいグループになってファンのみなさんの前に戻って来られるようにしたいです。そのためにはいま僕が頑張ることに大きな意味があると思っています。日本語も頑張って、テミンという人がもっと成長できるように、今回のツアーではさらにいろんな挑戦ができたらいいなと思っています。
――前回のライブではピアノの弾き語りを披露され、ファンには嬉しいサプライズがありましたが、今回はどのようなライブになりそうですか?
【テミン】今はまだスタッフの方たちと相談している最中なのですが、今年は「もっと大人になったテミン」、「新しいテミン」を見せたいと思っています。日本デビュー曲の「さよならひとり」や「Flame of Love」はアジアンテイストの楽曲だったし、「Unedr My Skin」は初めてダンスのないリード曲だったので、もっと多様なジャンルや世界観を表現できたらいいなと思います。
――初のフルアルバムも各国で1位を獲得していますが、どんな想いを込めたアルバムですか?
【テミン】昨年の僕の感情ややりたいことをアルバムの中に詰め込みました。僕の意見をたくさん反映させた分、ファンのみなさんがどう受け止めてくださるのか、不安やプレッシャーもありましたけど、世界中のたくさんのファンのみなさんが喜んでくださって嬉しかったです。その感謝の気持ちをお返しできるように、次回のアルバムやライブを通して、もっとレベルアップした姿をお見せしたいと思います。
◆影の努力はみんなと同じ「僕の場合は、それをファンの方が見ていてくれてるだけ」
――また初のソロ写真集『PORTRAIT』も発売されましたね。発売記念イベントも行われましたが、ファンの方と直接交流できる時間はいかがでしたか?
【テミン】撮影のときは、ちょうど疲れが溜まっている時期だったんです。そんなときに沖縄に行って、いろんな景色を見たり、スキューバダイビングをしたり、沖縄名物のソーキそばやアグー豚を食べたりっていうのが気分転換になって……撮影ではあるものの、休暇にも近いような感覚だったので、素の表情がたくさん詰まった写真集になったと思います。このあいだ行われたイベントではファンのみなさんと久しぶりに会って、近い距離で会話もできました。たくさんの方から『しゃべくり007』(日本テレビ系)の話をされて、おめでとうという言葉をいただいて、なんだか誕生日を迎えたような気分になりました(笑)。
――出演が発表された日には、テミンさんの名前がTwitterの世界トレンド入りをするほど、OA前から大きな反響がありましたね。
【テミン】スタッフから「テミンがトレンドに入っているよ」って言われて、僕に対しての関心をたくさんの方が持たれている現実に信じられない気持ちでした。こんなに喜んでくれる人がいるなら、もっともっと頑張らないといけないなって思いました。
――収録はいかがでしたか?
【テミン】緊張しすぎて、正直、あんまり記憶がないです(笑)。すっごく緊張していたし、みなさん早口なので、実は何を話しているのか聞き取れないこともあって、いつの間にか笑顔で立っている僕もいたんですけど(笑)、すごく楽しかったことは覚えています! テミンという人をポジティブな目で見てもらえるといいなぁって思いますね。
――記憶がないほど緊張されるんですね。意外です。努力を積み重ねていらっしゃいますし、もっと余裕かと思っていました。
【テミン】昨年のライブで弾き語りを披露した時も緊張で手が震えていましたよ(笑)。もちろん努力はし続けていますけど、誰だって、努力をしていると思います。ほとんどの人は、その努力をほかの人に見せる機会はないと思うんですけど、僕の場合は、それをファンの方が知ってくださっているだけの違いだと思います。
――余裕が出てきたのは、ソロで成功したことによる自信から?
【テミン】というよりは「僕の味方って、すごく多いんだな」ってことを実感したからだと思いますね。支えてくれるファンのみなさんやスタッフさんの存在はもちろん大きいですし、昨年のジャパンツアーファイナルのときに、SHINeeのメンバーであるミンホさんが応援しに来てくれました。僕にはこんなにも力強い仲間がいるんだって、自信につながったんです。
――先日ミンホさんが入隊され、テミンさんはメンバーのみなさんを送り出されましたが、現在、おひとりでSHINeeを背負いながら活動しているということも大きいのでは?
【テミン】僕がSHINeeを背負うなんてとんでもないことですけど、最初にも言ったように、SHINeeのために精一杯頑張って、成長した姿を見せていきたいと思います。
■ファンとはお互いが刺激しあって、成長できる関係「僕はとても幸せな人」
――ソロの活動を通して、改めてご自身の成長は感じますか?
【テミン】う〜ん……日本語はちょっとは伸びたかな?
――はい、確実に伸びてますよ!
【テミン】ありがとうございます(笑)。でも、自分が言いたいことをすべて日本語にできるわけではないですし、まだまだ間違っている文法とか発音とかもたくさんあるので、もっと勉強しないといけないですね。逆に、ファンのみなさんが韓国語を覚えて、僕の韓国のライブに来てくれることもあるんですよ。写真集のイベントの時にも、1ヵ月前に行なったソウル公演に来てくださった方もたくさんいらっしゃいました。わざわざ遠くまで僕を見に来てくださることも嬉しいですが、ライブで話したことも理解してくれていることにびっくりしました。僕はなんて幸せな人なんだろうと思いました。
――アーティストとファンがお互いが刺激しあって、成長できる関係性って素敵ですね。改めてソロアーティストとしては、どんなことを意識して活動していますか?
【テミン】SHINeeのテミンではなく、ひとりのテミンという人を見せることを意識しています。SHINeeは僕から見ると、バランスも良く、完成されたチームだと思います。でも、ソロのテミンは、まだ未完成なのでもっともっと頑張れると思っています。
――ひとりで寂しいと思う瞬間はありますか?
【テミン】もちろん、あります。ステージの上で歌詞やダンスを間違ってしまったときに、一瞬助けを求めたくなることがあります。でも、周りを見渡しても誰もいなくて。そのときにメンバーの姿を思い出しますね。前まではちょっとした間違いでも許せなかったんですけど、最近は「それがライブの醍醐味なんだ! 間違っても大丈夫なんだ!」って思えるようになってからは少し楽になりました。
――では、この先、どのようなアーティストになっていきたいですか?
【テミン】25歳になって、今、ちょうどエネルギーが溢れている時期なので、そのエネルギーを全部込めていけるようにしたいです。そして、テミンのアイデンティティーを自分も探しながら、みなさんにさまざまな活動を通してお見せして、もっとたくさんの方に僕やSHINeeの音楽を届けることができたらいいなと思います。
――テミンさんやSHINeeの活動を通してK-POPや韓国への興味が増した方もたくさんいると思いますが、そういった役割を担っていることについてはどのように感じていますか?
【テミン】僕やSHINeeがきっかけで、韓国の文化とかを知らせることができるのはすごく嬉しいことですし、これからも、お互いにいい影響を及ぼすことができたらいいなって思っていますね。
――最後に、ファンのみなさんへのメッセージをお願いします。
【テミン】6月からコンサートツアーがはじまるので、たくさんの方が観に来てくださったら嬉しいです。僕も体調を崩さないように、健康を意識しながら頑張りたいと思います。そして、写真集もぜひみなさんに見ていただけたら嬉しいです。この夏は、みなさんと一緒に楽しい時間をたくさん過ごせたらいいなと思います。
(文/星野彩乃、写真/嘉陽宗也)
コメントする・見る
2019/04/27