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小学館×日本経済新聞、浮世絵プロジェクト発足 東京五輪開催20年に魅力発信で“浮世絵ランド”化

 小学館と日本経済新聞社が18日、2020年夏に開催される『東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会』に向けて、日本の伝統である「浮世絵」に関する新プロジェクト「UKIYO-E 2020」を発足した。この日は葛飾北斎の命日で170年が経ち、急増する訪日外国人に日本を知ってもらう機会を増やしていくなど、“浮世絵ムーブメント”を創出するために力を入れていく。

小学館と日本経済新聞社の「浮世絵」新プロジェクト「UKIYO-E 2020」

小学館と日本経済新聞社の「浮世絵」新プロジェクト「UKIYO-E 2020」

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 今回の発足は、スポーツの祭典・オリンピックの理念が記されたオリンピック憲章に「オリンピックはスポーツとアートのマリアージュ」とアートの重要性が説かれていることから企画。日本美術の展覧会を多く主催する同新聞社と、日本美術出版としての実績を持つ同出版社がそれぞれの特性を生かしながら、日本アートの魅力を世界に発信し、まずは20年7月に東京都美術館で開催される『日本三大浮世絵コレクションの世界(仮称)展に向けて「UKIYO-E 2020 応援団」を募るという。

 浮世絵に注目した理由については、公開された宣言文に「大衆に育まれた浮世絵は世界でも類を見ない日本ならではの芸術であり、北斎、歌麿、写楽、広重、国芳らのスター絵師たちが作り出した作品は、21世紀に生きる私たちにとっても『ポップ』で『キュート』で『アヴァンギャルド』な存在です」と説明し「浮世絵を世界最高のポップカルチャー」と位置付け、オリンピックが開催される2020年夏を中心に浮世絵を通じて日本文化の魅力を発信します」と「TOKYO浮世絵ランド」化計画の構想を伝えた。

■「UKIYO-E 2020」宣言文の全文
2020年は東京でオリンピックが開催される歴史的な年。スポーツの祭典として知られるオリンピックですが、その理念が記されたオリンピック憲章には「オリンピックはスポーツとアートのマリアージュ」とアートの重要性が説かれています。

 日本のみならず世界が東京に注目するこの年、日本美術の展覧会を数多く主催する日本経済新聞社と日本美術の出版社としての実績がある小学館が共同で日本のアートの魅力を全世界に発信するプロジェクトを企画しました。それが「UKIYO-E 2020」です。

 ヨーロッパをはじめとする世界で、アートがほんの一握りの上流階級のものであったころ、日本では江戸=東京を中心として、浮世絵が町人の間で爆発的な人気を博していました。大衆に育まれた浮世絵は世界でも類を見ない日本ならではの芸術であり、北斎、歌麿、写楽、広重、国芳らのスター絵師たちが作り出した作品は、21世紀に生きる私たちにとっても「ポップ」で「キュート」で「アヴァンギャルド」な存在です。

 私たちは「浮世絵を世界最高のポップカルチャー」と位置付け、オリンピックが開催される2020年夏を中心に浮世絵を通じて日本文化の魅力を発信します。そう、それが「TOKYO浮世絵ランド」化計画なのです。

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