ジャニーズJr.内人気グループのSixTONES・松村北斗が8日、都内で16日よりスタートするカンテレ・フジテレビ系連続ドラマ『パーフェクトワールド』（毎週火曜　後9：00※初回20分拡大）の制作発表会見に参加。役作りのための茶髪で性格まで変わったことを明かした。

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　同作で、松坂桃李が車いすに乗った建築士の主人公・鮎川樹を、山本美月がヒロイン・川奈つぐみを務める。松村は樹の勤める設計事務所の後輩で、樹とは10年来の友人でもある渡辺晴人（わたなべ・はると）を演じる。黒髪でクールなイメージだったが、役に合わせて茶髪に。

　松村は「普段はSixTONESでも『北斗はずっと黒』で、ちょっと大人しめで、人によってはクールと呼ぶ方もいる。その中で、役に合わせて人懐っこく見えるように変えてから、メンバーみんなが『北斗の普段の生活が明るくなった！』と言ってくださる」と明かした。「頭の上に乗ってる、この部分に性格が引っ張られてます。ものすごく明るくなって、口数が増えたらしいです」と笑顔で報告していた。

　これに驚いたのが松坂だ。現場でのイメージは違うそうで「SixTONESでは、そういう立ち位置なんですか」と質問。松村は「どちらかと言うと口数も多くない」と明かすと、松坂は「全然違う感じ。僕らが抱いているイメージは真逆。とてもクールな人が言う発言じゃない」と裏側をぶっちゃけて、会場を笑わせた。

　ただ、それも全て役のため。「ずっと黙ってたのに本番ってなって、ワッとやっても自分も居心地が悪い。松村北斗でいるんですけど晴人に親しい部分を引き出しながら居続けています」と真意を語っていた。

　同作に絡め、初恋に関する質問が。松村は「小学生のころですよね。そのころは毎日、見る度に誰かを好きだったような記憶がある」と振り返り、そしてバレンタインのエピソードを披露。「思い残しがある。ロッカー、机に入っているんじゃないかと思っていたけど、小学校1年の1個以来もらってない。悔しくて…。もう1回、バレンタインの時期だけ高校に入り直そうかな…」と苦い思い出を告白。

　その原因は判明しているそうで「どの年も『しゃべらなければいいのにね』と言われていた。その反動で今はしゃべらないようにしてます。この役の間はモテないかな」とキャラが変わった理由を明かし、会見を盛り上げていた。

　また、山本と2人でポケモンGOをやっているそうで、松坂が「この間は、ポケモンGOについてものすごく怒られてました」と暴露。楽しむ程度で遊んでいる松村が、ガチで入れ込んでいる山本に「どうしても捕まえられないポケモンがいる」と相談。すると山本から「それは毎日やっていないから。君の努力が足りない」といさめられた。

　照れる山本は「だってイベントとか把握してないんですよ！　怒ったというか、ちょっと注意をした」と明かし、松村は「学校風に言うと指導。生徒指導を先生からいただいています」と微笑ましく応じた。そして2人で松坂を勧誘。「ポケモンGOは勝つか、負けるかじゃない。自己満足」「ポケモンを愛するかどうか」と力説したが、松坂には響いていないようだった。

　また、車いすについても考えることが大きいという。「松坂さんと同じシーンを撮影して、微妙な立ち位置の変更があって気づいたことがあった、ちょっと考えれば、わかることなんですけど車いすは真横に動けないのか、と。小さな発見がありました」と明かす。「僕らはSixTONESとしてコンサートをやらせていただく。会場にいらしてくれる車いすの方はちょっと見えないときとか、真横に動けずに、どう楽しんでいただけているんだろうか、とかアイドルとして考えさせられてますね」と思いを巡らせた。

　同ドラマは有賀リエによる女性コミック誌『Kiss』（講談社）で連載中の累計部数170万部を突破する原作を実写化。そのほか、瀬戸康史、中村ゆり、木村祐一、麻生祐未、松重豊も参加した。