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萩原利久『3年A組』からドラマ初主演挑戦 素顔は「公園で缶蹴り」

 4月11日スタートの『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』(テレビ東京 毎週木曜深1:00)でドラマ初主演を飾る俳優・萩原利久(20)。映画『十二人の死にたい子どもたち』や連ドラ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』など話題作に続けて出演し、今回、20歳の節目に大役を掴んだ。ORICON NEWSでは今後の飛躍が期待される萩原に動画インタビューを敢行。作品では少し影のある役柄が多くその存在感で観るものを惹きつけてきたが、趣味は「公園で缶蹴り」だという意外にも少年っぽい素顔をみせてくれた。

『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』でドラマ初主演を飾る萩原利久 (C)ORICON NewS inc.

『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』でドラマ初主演を飾る萩原利久 (C)ORICON NewS inc.

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■「こちらを慣れさせない」菅田将暉“先生”の実力を体感

 この冬放送された『3年A組』では同世代の役者が顔を揃えるなか、菅田演じる主人公の教師の“内通者”となる逢沢博己役で一気に知名度を上げた。街なかで気づかれることも増えたそうで、小学生からも声をかけられたりと「みてくださる方のリアクションがあるとうれしいですね」と反響を喜ぶ。

 事務所の先輩であり20代の俳優のなかでも圧倒的な実力を持つ菅田とはこれまでにも複数回にわたって共演。撮影現場を見学するなど、その演技力を体感してきたが、初めて正面から向き合う役どころでの共演となった。「改めて『3年A組』では“教師”“生徒”という形でがっつり一緒にお芝居することもできたので日々、刺激でした。エネルギーを感じ続けられたのは幸せなことです」と言葉にも熱がこもる。

 『3年A組』は問題を抱える生徒たちに向けた菅田の熱血授業も話題を呼んだ。しかしそれを静観する役どころだっただけに「僕は“内通者”の役だったので、ぶつかりあっているのが羨ましかった。僕も怒られたいと思っていました」とちょっぴり残念そう。それでも「菅田さんはすごく現場をみています。お芝居ひとつをとっても、ものすごく考えている」と刺激を受けた。

 「菅田さんは、(相手から)どんなものがきても新しいもので返す、毎回30人の生徒を相手にしても、こちらを慣れさせない、いろいろな引き出しを持っていた。そういう意味では生徒はみんな引っ張ってもらえていた。そういうところを見習いたいです。どれだけ引き出しを持てるか、考えに考えてどう選択肢を多く持った状態で現場に臨めるかを真似したいですね」と尊敬する先輩から得たものは大きい。

■「10代では出せなかったものを」

 2008年にキャリアをスタートさせ、芸歴は11年。数多くの作品に出演してきたものの初主演として立つ現場は慣れないことだけ。「現場に来て3、4日経ってようやく“主演”を実感しました。香盤表(撮影スケジュール)を見て自分の名前の多さや自分が1日で撮る量の多さを見て、ようやくです」と心境を明かす。「シーンの多さ、せりふの量、感情の振れ幅も多く、さっきまで大笑いしたのに次のシーンでは(普通に)戻っていたり、そういう意味では現場での居方が違うかも。スイッチの切り替えを明確にしています」と心がけている。

 ラブコメディ色の強かった前作から変わってダークファンタジーとなる今作。W主演を務める山下美月乃木坂46)演じる、“悪のビデオガール・神尾マイ”に翻弄される高校生・叶野健人を演じる。ともに主演として現場を引っ張る山下の印象は「年下なのに、『年上なのでは?』という瞬発力や柔軟力がある」と感嘆する。まだ共演シーンは少ないものの「ようやく役についてコミュニケーションとれるようになったので。お互いの役をいい方向にすすめていけたら」と前向き。

 どこにでもいる普通の高校生である健人だが腹黒でミステリアスな一面を持つ。影のある役柄にも「自分の学生時代とは異なる、実体験にないものを引っ張り出して表現することは面白いです」と楽しむ姿勢は忘れない。「ただ腹黒さっていうのは人間誰しも持っていると思うので、全く自分と違うと言われれば違うけど遠くもない気がします。自分のなかにあるものが健人くんにもある気がして、そこを引っ張り出せたら」と役柄と自身を重ね合わせた。

 10代最後、20代で最初の作品『3年A組』を経て、いよいよ主演作。20歳という大人への第一歩を踏み出したことで「最近、スイッチが変わりました」と背筋を正す。「10代では圧倒的に高校生の役が多かったですが、20代に入ったら実年齢より上や社会人の役など今までやったことのない役が急激に広がると思うのでどんどん挑戦していきたい。やったことのない役はワクワクしますし、チャレンジすることはすごくすきです。例えば医者とか警察とか弁護士など専門用語の多い職業の役は一度はやってみたいです」と好奇心は膨らむばかり。

 役者として今後の成長が期待される彼だがなんと趣味は“公園で缶蹴り”。「現場に行くたびに『缶蹴りしませんか』って言いまくって、『いいよ』ってなってくれた人は来てくれたりします。(『3年A組』で共演した)佐久本宝くんとは公園に度々行ってます。撮影が早く終わった日はふらっと行ってはしゃいでました」と嬉々として語る表情はまさに無邪気さ全開。最近お酒も解禁されたが「結局、公園に戻るんですよね」と“公園愛”をみせた。

 今後、人気俳優となればなかなか公園で遊ぶのは難しくなってしまうのでは?と心配にもなるが「公園遊びだけは許していただきたいです」と茶目っ気たっぷりに笑う。多面的な魅力を持つ注目株から今後も目が離せない。

木ドラ25『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』
放送局:テレビ東京
放送日時:2019年4月11日スタート 毎週木曜 深夜1時〜1時30分
BSテレ東放送日時 : 2019年4月16日スタート 毎週火曜 深夜0時〜0時30分
Amazon Prime Video :テレビ東京放送終了翌日より見逃し配信予定

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  • 『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』でドラマ初主演を飾る萩原利久 (C)ORICON NewS inc.
  • 『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』で山下美月(乃木坂46)とW主演を飾る萩原利久 (C)テレビ東京
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  • 『電影少女 -VIDEO GIRL MAI 2019-』で山下美月(乃木坂46)とW主演を飾る萩原利久 (C)テレビ東京
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