『第42回日本アカデミー賞』の授賞式が1日、都内で開催され、最優秀作品賞に是枝裕和監督の『万引き家族』が輝いた。昨年の『三度目の殺人』に続き、2年連続で“是枝作品”が受賞。同作品は、最優秀主演女優賞、最優秀助演女優賞、最優秀監督賞など最多8つの最優秀賞を受賞した。 同映画は、東京の下町に暮らす、平凡で貧しい家族の物語。一見どこにでもいそうな彼らは、「犯罪」で生計をたて、ひっそりと暮らしていた。「犯罪」でしかつながれなかった彼らの、不完全だけれど愛すべき「家族のかたち」が描かれ、昨年の『第71回カンヌ国際映画祭』で最高賞の「パルムドール」を受賞、『第91回アカデミー賞』の「外国語映画部門賞」にもノミネートされていた。
2019/03/01