ミュージカル『「刀剣乱舞」〜三百年の子守唄〜』が20日、東京・天王洲 銀河劇場で開幕した。開演直前には、キャストの崎山つばさ（石切丸）、荒木宏文（にっかり青江）、太田基裕（千子村正）、spi（蜻蛉切）、横田龍儀（物吉貞宗）、牧島輝（大倶利伽羅）が取材に対応し、それぞれ意気込みを語った。

【写真】その他の写真を見る

　「三百年の子守唄」は、刀ミュシリーズ3作目として2017年春に上演した作品。変えられた歴史の流れをもとに戻すため、刀剣男士たちが徳川家康の一生に寄り添いながら戦う物語で好評を博した。再演では、この1部のミュージカルの物語をそのままにさらなる磨きをかけ、2部ライブは新たな楽曲、衣装、ステージングでパワーアップしている。

　昨年大みそかには、念願だった『第69回NHK紅白歌合戦』に“初出陣”。荒木が「普段、劇場に足を運んでくれる方とは違う年齢層の方に知ってもらえたのは、すごくうれしい」と顔をほころばせると、横田は「僕の村では、防災無線で紅白に出ることを流してくれたらしい」と反響の大きさを明かしていた。

■以下、キャストの意気込みコメント

崎山つばさ（石切丸）
「激動のけいこ期間でいろいろな経験ができた。注目度が高まる中、こうして幕が開けられることをうれしく思います。キャスト・スタッフ一同、最高の作品を届けられるように励みたい。」

荒木宏文（にっかり青江）
「年末から年始にかけて、多くのメディアの方に『ミュージカル刀剣乱舞』を知ってもらう機会をいただいた。知ってもらってから一発目の作品。とても大きなプレッシャーは感じているが、自信を持ってお届けできるものを準備しました。」

太田基裕（千子村正）
「初演から2年。その間でも役と向き合う時間が頻繁にあったが、その自分の中で膨れ上がったものを敢えて削ぎ落として、いい緊張感の中、この役と向き合いたい。すてきな初日になることを祈りながら頑張りたい。」

spi（蜻蛉切）
「再演ということで前回より深まったことが確実にある。太田さんも言ったように初めて（役に）出会った頃の緊張感を大事にしながら、観に来てくれるお客様の背中を押せるようなすてきな作品にしたい。」

横田龍儀（物吉貞宗）
「毎日けいこしてきたので、自分がどれだけ成長できたのか。その成長を見てもらいたい。初日を楽しみながら頑張ります。」

牧島輝（大倶利伽羅）
「たくさんの方の期待が感じられて、その期待に応えたい。再演ということですが、僕自身初めての出陣。初演だという新鮮な心持ちで頑張りたい。」