2016年にノーベル文学賞を受賞した米歌手のボブ・ディランのアルバム『タイム・アウト・オブ・マインド』に収録されたバラード「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」が、『陸王』『下町ロケット』『オレたちバブル入行組』など多くの人気作を抱える池井戸潤氏が原作、野村萬斎主演映画『七つの会議』(2019年2月1日)の主題歌に決定した。日本映画への楽曲提供はノーベル文学賞受賞後、初となる。
原作は数ある池井戸氏の作品のなかでも“傑作”との呼び声高いクライムノベル。都内にある中堅メーカー・東京建電に務める営業一課の万年係長・八角民夫が、トップセールスマンの課長・坂戸宣彦のパワハラを告発したことで社内に巻き起こる戦いと葛藤が描かれる。働くことの「義」とは、そして守るべき信念とは何かを問いかける。
主人公の八角を萬斎が演じるほか、八角にパワハラで訴えられる坂戸役に片岡愛之助、営業部長の北川誠役に香川照之、坂戸に代わって新課長に着任する原島万二役に及川光博と実力派キャストが集結。また、老舗のねじ製造工場「ねじ六」の四代目・三沢逸郎を音尾琢真、東京建電の下請け「トーメイテック」社長・江木恒彦を立川談春、東京建電の親会社「ゼノックス」社長・徳山郁夫を北大路欣也が演じる。メガホンをとるのは、『私は貝になりたい』(08年)、『祈りの幕が下りる時』(18年)などを手掛ける福澤克雄監督。
そのほかにも、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、朝倉あき、岡田浩暉、木下ほうか、吉田羊、土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平、春風亭昇太、勝村政信、世良公則、鹿賀丈史、橋爪功と超豪華キャスト陣が脇を固める。
同曲を選んだプロデューサーの伊與田氏は、若い頃からのディラン・ファンで歌の力を信じており、いつかディランの歌を使ってみたいという制作者としての思いはノーベル賞受賞後により強いものになった。ビリー・ジョエルがカヴァーした「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」は愛の歌として感銘を受けるが、オリジナルのディランの歌には、より広範にわたって人を包み込む優しさや癒しというものを感じ、これしかないと意を強くし、同映画の制作に着手すると同時にディランの楽曲使用を打診したという。
ノーベル賞受賞後は世界各国より同様の要望が多数舞い込み一筋縄ではいかない。何度も楽曲使用の交渉が続く中で、夏にフジロックで来日したディランがこの曲を演奏したことで一層の力を得て、「正義」を問いそれが晴らされた印象的な場面、企業戦士が戦い終わった時の「鎮魂歌」として、疲れ切ったサラリーマンに癒しと希望を与えたいことを強調できると、さらに熱望した。そして、およそ1年にわたる交渉の末、平成最後の企業エンターテインメント映画『七つの会議』を彩る主題歌となった。
また、主題歌決定とあわせて、最新予告編・本ポスターも解禁した。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
原作は数ある池井戸氏の作品のなかでも“傑作”との呼び声高いクライムノベル。都内にある中堅メーカー・東京建電に務める営業一課の万年係長・八角民夫が、トップセールスマンの課長・坂戸宣彦のパワハラを告発したことで社内に巻き起こる戦いと葛藤が描かれる。働くことの「義」とは、そして守るべき信念とは何かを問いかける。
主人公の八角を萬斎が演じるほか、八角にパワハラで訴えられる坂戸役に片岡愛之助、営業部長の北川誠役に香川照之、坂戸に代わって新課長に着任する原島万二役に及川光博と実力派キャストが集結。また、老舗のねじ製造工場「ねじ六」の四代目・三沢逸郎を音尾琢真、東京建電の下請け「トーメイテック」社長・江木恒彦を立川談春、東京建電の親会社「ゼノックス」社長・徳山郁夫を北大路欣也が演じる。メガホンをとるのは、『私は貝になりたい』(08年)、『祈りの幕が下りる時』(18年)などを手掛ける福澤克雄監督。
そのほかにも、藤森慎吾(オリエンタルラジオ)、朝倉あき、岡田浩暉、木下ほうか、吉田羊、土屋太鳳、小泉孝太郎、溝端淳平、春風亭昇太、勝村政信、世良公則、鹿賀丈史、橋爪功と超豪華キャスト陣が脇を固める。
同曲を選んだプロデューサーの伊與田氏は、若い頃からのディラン・ファンで歌の力を信じており、いつかディランの歌を使ってみたいという制作者としての思いはノーベル賞受賞後により強いものになった。ビリー・ジョエルがカヴァーした「メイク・ユー・フィール・マイ・ラヴ」は愛の歌として感銘を受けるが、オリジナルのディランの歌には、より広範にわたって人を包み込む優しさや癒しというものを感じ、これしかないと意を強くし、同映画の制作に着手すると同時にディランの楽曲使用を打診したという。
ノーベル賞受賞後は世界各国より同様の要望が多数舞い込み一筋縄ではいかない。何度も楽曲使用の交渉が続く中で、夏にフジロックで来日したディランがこの曲を演奏したことで一層の力を得て、「正義」を問いそれが晴らされた印象的な場面、企業戦士が戦い終わった時の「鎮魂歌」として、疲れ切ったサラリーマンに癒しと希望を与えたいことを強調できると、さらに熱望した。そして、およそ1年にわたる交渉の末、平成最後の企業エンターテインメント映画『七つの会議』を彩る主題歌となった。
また、主題歌決定とあわせて、最新予告編・本ポスターも解禁した。
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2018/11/27