• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

『あさイチ』森田洋平アナ、猫好きな素顔とロボットにかける青春への憧憬

 今年4月からNHK総合の生活情報番組『あさイチ』のリポーターに加わった森田洋平アナウンサー(39)。2003年入局でアナウンサー歴15年。人当たりの良さそうな雰囲気で、ロケをともにするタレントや取材対象を引き立てつつ、確かなアナウンス技術で安定感もあり、視聴者の信頼を得ている。『あさイチ』と同時にEテレの『サイエンスZERO』(毎週日曜 後11:30〜深0:00)の司会も任され、タレントの小島瑠璃子となかなかのコンビネーションを見せている。

NHK『あさイチ』リポーター、『サイエンスZERO』司会などで活躍中の森田洋平アナウンサー (C)ORICON NewS inc.

NHK『あさイチ』リポーター、『サイエンスZERO』司会などで活躍中の森田洋平アナウンサー (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 今月25日に東京・両国国技館で開かれる『第31回アイデア対決・全国高等専門学校ロボットコンテスト』全国大会の生中継番組『高専ロボコン2018』でも小島と司会を務めることになった森田アナウンサーに『高専ロボコン』について聞くと、想像以上にリスペクトしていることが判明。理系男子だった過去や『あさイチ』の反響、猫好きな一面まで話してくれた。

■「理系から逃げた」過去と「サイエンスの面白さに目覚めた」今

――人気番組『あさイチ』や『サイエンスZERO』に出演するようになって、“全国区”のアナウンサーになった実感は?

【森田アナ】実感はないのですが、『あさイチ』も『サイエンスZERO』も、非常にやりがいがあって、アナウンサー人生の中でもかなり充実した半年間を過ごせたと思っています。

――ネットでエゴサーチはしますか?

【森田アナ】しません。怖くて(笑)。打たれ弱いんです。肯定的な意見を人づてに聞くのがいいですね(笑)。

――『あさイチ』の公式ホームページに「趣味:猫に干渉、猫の鑑賞。演劇鑑賞。特技:お茶を濁す。」とありますが、文系? それとも『サイエンスZERO』を担当するだけあって理系?

【森田アナ】実は、理系男子でした。大学に理系で入学し、3年に上がる時に専攻を文系に変えたんです。自分の心持ちとしては、「理系から逃げた」という後ろめたさを少し引きずりましたね。それから15年以上経って、縁あって、『サイエンスZERO』を担当することになり、日本を代表する科学者・研究者の方々にお会いして、そもそものサイエンスの面白さに目覚めているところです。大人になったからこそ感じられる楽しみというのも、毎回感じています。

■ロボコンの魅力を熱弁

――今回は『高専ロボコン』も担当するということで、ロボコンとの接点は? はじまりは1988年ですので、森田さんが高校生の頃もNHKで放送していたと思いますが…

【森田アナ】なんだかすごいものを見たな、という印象を受けたことを覚えています。理系男子と言いましたが、当時の僕にとっての物理や化学は、暗記や計算をするものでした。だから理論をちゃんと理解して、自分たちのアイデアでロボットを作っている高専生を見て、絶対にマネのできない、マネしようとすら思わないレベルの衝撃を受けました。

――改めて、ロボコンに関わることになって、感慨深いのでは?

【森田アナ】大阪放送局にいた2012年と13年に近畿地区大会の司会と実況を務めたことがありました。10代の頃にテレビでみたイメージとは全く違って見えました。自分が高専生よりだいぶ年上になったこともありましたし、アナウンサーとして彼らの戦いを伝える立場になったというのも作用したでしょう。何より、大会に出場する高専生たちから、自分たちのこだわりとか、ここに至るまでの苦労や努力といった生の声を聞いたことで、実況しながら高専生たちがかわいく見えたり、輝いて見えたり、羨ましく思えたり、心が動かされる経験をしました。全国大会進出を決めて喜ぶ姿、敗退してがっかりする姿も目の当たりにして、全国大会に出ることがどれだけすごいことか、その時、感じていたんです。ですから、今月25日の全国大会が本当に楽しみです。

――番組を担当するNHK制作局科学環境番組部の村上洋介チーフプロデューサーによると、森田アナウンサーが高校生だった頃と今とでは、IT化が進んでロボットはハイテクに進化しているそうなんですが、「人のまねをせず、自分でゼロから考えて形にする面白さ、モノづくりの本質をよく知っている高専生たちのマインド、才能を無駄遣い(最高の褒め言葉です)している感じは昔も今も変わらない」と話していました。

【森田アナ】本当にリスペクトしています。高専生たち一人ひとりにドラマがあると思うんです。何に挑み、努力と苦労を重ねてきたか。大会当日、何が起きるかわからないのが、ロボコンの魅力でもあります。ロボットが突然動かなくなることもよくあることで、ギリギリまで勝敗が決しない対戦もあると思います。会場はもちろん、放送やネット配信でご覧になる方々にもしっかり伝わるように、自分は絵画で言えば額縁のように、主役の高専生・ロボットたちの魅力をより良く「見せる」機能を果たしたいと思っています。高専生の熱量に負けないように、しっかり務めを果たしたいと思います。

■「猫に干渉、猫の鑑賞」は“うちの猫”限定

――熱いですね。『あさイチ』で地元の名産品をリポートしている時とはちょっと違った感じが…。ストロングポイントはどちら寄りなんでしょう?

【森田アナ】ずっと探し続けているんですが、見つけ切れていないです。幸いにもいろんな仕事をやらせていただいて、昨年度までは報道アナウンサー(『NHKニュース おはよう日本』などを担当)で緊急時に対応する技術を磨いてきました。地域局にいた時は、取材して番組を作ったりもしていて。今年、サイエンスと生活情報という全く異なる番組をやっていますが、まだまだ前を向いてがむしゃらにやっていかないといけないなと、思っています。いつか自分はこんなことをやってきたんだなぁって、振り返れる道ができていればいいなと思っています。

――模索中とのことですね。ところで、『あさイチ』の自己紹介欄にある「猫に干渉、猫の鑑賞」というのは?

【森田アナ】猫を飼っている「猫男子」なんです。干渉も鑑賞もうちの猫限定。いわゆるキジトラシロです。他人の飼い猫や猫グッズにはそんなに興味はなくて、うちの猫が好きです。初任地は長崎だったんですが、その時出会った元野良猫で、十数年一緒に暮らしています。だいぶおばあちゃんになっていますが、写真をプリントしたクッションカバーも作ったりしています。

――なるほど…、猫好きなのはよくわかりました。お話ありがとうございました。

■放送予定
『高専ロボコン2018 全国大会』(生放送)
BS1:11月25日 後4:00〜6:00

 今大会の競技課題は、ネット上で人気の「ボトルフリップ」。ロボットが自陣の8つのテーブルに向かってペットボトルを投げてかっこよく立たせる競技。人間がやってもとても難しい課題だが、ロボットがどうやって正確にペットボトルを立てていくか。どんなアイデアが飛び出すのか!

【出演】小島瑠璃子、ヒャダイン池澤あやか岸優太King&Prince)ほか
【ナレーション】上坂すみれ

■関連番組
『高専ロボコン2018 全国大会』(収録版)
総合:12月24日 前10:05〜10:59

『サイエンスZERO』高専ロボコン全国大会直前SP(再放送)
Eテレ:11月24日 前11:00〜11:30

『高専ロボコン地区大会』
各ブロックで放送
11月23日 前10:05〜10:59

■公式ホームページで動画公開中
https://www.nhk.or.jp/robocon/kosen/

関連写真

  • NHK『あさイチ』リポーター、『サイエンスZERO』司会などで活躍中の森田洋平アナウンサー (C)ORICON NewS inc.
  • Eテレビ『サイエンスZERO』の司会者コンビ、小島瑠璃子と森田洋平アナウンサーが『高専ロボコン2018』全国大会も担当(C)NHK
  • 発想豊かでユニークなロボットが続々登場(C)NHK
  • 11月25日、NHK・BS1で生中継『高専ロボコン2018 全国大会』写真は北九州高専(C)NHK
  • 11月25日、NHK・BS1で生中継『高専ロボコン2018 全国大会』写真は東京高専(C)NHK
  • 11月25日、NHK・BS1で生中継『高専ロボコン2018 全国大会』写真は都城高専(C)NHK
  • 11月25日、NHK・BS1で生中継『高専ロボコン2018 全国大会』写真は呉工業高専(C)NHK

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索