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和田アキ子、客前初歌唱の竹内涼真と43歳差コラボ 舞台度胸を絶賛

 歌手・和田アキ子(68)が18日、東京・日本武道館で音楽フェス『WADA fes〜断れなかった仲間達〜』の2日目を開催。俳優・竹内涼真(25)と43歳差のコラボを実現させた。竹内は観客の前では初歌唱というが、アーティストのような雰囲気を漂わせて歌い上げた。

「WADA fes」2日目に出演した(左から)武田真治、和田アキ子、竹内涼真(写真は和田アキ子公式インスタグラム@ako50thより)

「WADA fes」2日目に出演した(左から)武田真治、和田アキ子、竹内涼真(写真は和田アキ子公式インスタグラム@ako50thより)

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 MCはお笑いコンビのさまぁ〜ずが務め、同じ事務所の俳優・竹内や武田真治をはじめ、アーティストもToshlやBOYS AND MEN、祭nine.といった豪華な面々が出演。サブタイトルに「断れなかった仲間達」とあるが、それも和田がコツコツと積み上げた50年の歴史によるもので、どのアーティストも尊敬の念を抱き、文字とは裏腹に快く出演した。

 まずMCで登場した竹内は「とんでもないところに来ちゃいました」と気恥ずかしそうにしつつ「お客さんの前で歌うのは初めて」と緊張した様子。「(WADA fesは)スケジュールに入っていた。『断れなかった仲間達』ってあるじゃないですか。僕はもう決まってたんです」と冗談交じりに語り「本当に光栄なことです」と共演を感謝した。その後、大ヒットした写真集の話題になると、竹内と全く同じ構図の三村マサカズの写真がスクリーンに映し出された。会場の失笑に三村は「51歳が撮ると、こうなる。俺だって涼真になりたかった!」とボヤくと竹内は「ホントに、すみません」と、なぜか謝っていた。

 ヘッドライナーとして登場した和田は、竹内を呼び込むと固い握手を交わした。「ドラマ(TBS日曜劇場『下町ロケット』)の真っ最中なのに、来てくれてありがとう」と多忙の合間を縫っての出演に感謝した。カラオケで歌うことはあるものの観客の前で歌うのは初めてという竹内は「リハーサルは人生で1番、緊張した。でも、せっかくアッコさんと素晴らしい場で、素晴らしいみなさんがいるなら、素人なんか関係ない、と。みなさんを楽しませるためにやるしかない」と腹をくくった。和田は「頑張りましょう」と、そっと後輩の背中を押すように側に立った。

 代表曲「笑って許して」のイントロが流れ、和田が歌い出すと、さっそく竹内のパートに。竹内が「♪笑って許して」と歌うと、すぐさま観客が「涼真〜」とコールを送った。2人はそろいの振り付けも完璧。竹内は和田に負けじと力強い歌声を響かせた。観客のあおり方、節の付け方など堂々としたステージを披露し、和田は「緊張している感じが全然しないよ」と、その度胸に感心していた。

 続けて武田真治もステージに。曲フリとして和田が「去年、NHKホールでコンサートやったときに来てくれて、涼真が『あの歌、かっこいいですね。いつか、やりたいです』って言った歌がある」と回想した。竹内は「アッコさん、『いつか、やりたい』は言ってなかったです」と苦笑いしたが、直後に空気を読んで「言いました!」と訂正して笑いを誘った。そんな竹内が希望したブルーノ・マーズの「Uptown Funk」を武田のサックスに合わせて披露。最後のオールキャスト出演の「もう一度ふたりで歌いたい」にも参加し、並み居るアーティストの中でソロパートも任された竹内は、堂々と初ステージを完遂した。

 50周年記念イヤーのラストを飾るフェスを終えた和田は「ここで終わると思うと、みんなを帰したくないよね。こんなに幸せなことはないよ。忘れません」とこみ上げる思いをストレートに口にし、喜びをかみしめた。

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