極悪同盟として活躍した元女子プロレスラーのブル中野が6日、東京・中野で開催された『第10回中野にぎわいフェスタ』で行われた「ブル中野＆J:COM 中野 presents 中野人図鑑プロレス スペシャルマッチ」に解説として出演。試合前には“中野”つながりで中野区観光大使に就任した。

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　2010年から中野区内で飲食店をオープンさせ、J:COMで『中野人図鑑』という冠番組を持つブル。そういった経緯もあり、この日、酒井直人中野区長から中野区観光大使を委嘱された。ただ、観光大使の理由は活動だけではないという。酒井区長は「もちろん“中野”ですから」と名前が大いに影響を与えたそうで「ほかの観光大使にはなれないですよね」と満を持しての委嘱と明かした。ブルも「ブル東中野じゃなくてよかったです」と笑っていた。

　ブルはスペシャルマッチに解説として参加し、往年のメイクで登場すると「悪いブルが出てきます」とニヤリ。スペシャルマッチは今年30周年を迎えた井上京子、Sareee組とあす7日に後楽園ホールで引退試合を控える青野敬子、伊藤薫組が対戦し、井上が青野をフォールして勝利を収めた。1997年の引退後、ブルにとって初のプロデュース興行で大盛り上がりとなり「やってよかったです。これからも（中野区と）コラボができれば」とプロデューサーとして意欲を見せた。名前の直人の由来が『タイガーマスク』の伊達直人というほど家族そろってのプロレスフリークの酒井区長は「プロレスの街・中野ぐらいにやっていいと思う」と今後の活動の全面バックアップを約束。思わぬ発言にブルは「これ、絶対に書いておいてくださいね！」と気をよくしていた。