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w-inds.千葉涼平&緒方龍一、故郷・北海道の地震に沈痛 橘慶太も支援を約束

 3人組ダンス&ボーカルユニットw-inds.が7日、東京・有楽町の東京国際フォーラムで『LIVE TOUR 2018 “100”』のツアーファイナルを開催。千葉涼平緒方龍一は北海道札幌市出身で、会見前に取材に応じ、最大震度7を観測した平成30年北海道胆振東部地震について沈痛な面持ちで心境を語った。

『LIVE TOUR 2018 “100”』のツアーファイナルを開催したw-inds.

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 千葉と緒方は、それぞれ14歳と15歳まで札幌で過ごした。緒方は「驚きましたね」と正直な胸のうちを明かす。千葉も「実際に、ニュースが流れた時間に起きていて、テレビから情報が流れてきた。僕の記憶にある限りは、北海道の左側というか、僕の生まれ育った札幌では、あんなに大きな地震はなかった。あの地域は、そういうことがない地域だと当たり前に思っていた。それが、すごく衝撃だった。来るわけないと油断していたような…」と予期せぬ事態に驚きを語った。

 現在も緒方の両親は札幌に住んでいる。ただ、停電の影響もあり、携帯電話の電源が切れてしまい「ちゃんと連絡も取れていない」という。緒方の姉が安否の確認はしたそう。「同じように身内と連絡が取れていない人もいると思う」とおもんぱかった。

 w-inds.として熊本地震の際などに復興支援も行ってきた。橘慶太は「今すぐには難しい。逆に迷惑をかけることになる」とはやる気持ちを抑え「僕たちにできることはエンターテインメントで笑顔を取り戻す。生活的なものが戻ってきた状態でタイミングが合えば行きたい」と約束した。

今回のツアーは北海道での公演がなかった。きょうのファイナルに来る予定だった北海道のファンがツイッターを通じて参加を断念したことをつぶやいていたという。緒方は「『あきらめました』という声もあった。w-indsとして北海道の応援してくださっているみなさんにメッセージを届けていきたい」と言い切った。また、橘は「北海道だけじゃなく、台風でも被害が出た。歴史的に見ても災害が多い。感情が、どんどん薄れていくのが怖い。少しずつでも、いろんな地域を気にかけられたら、と意識してやっていきたい」とも語った。

 今回のツアーでは10ヶ所11公演を開催。橘は「アルバム『100』のツアー。『100』はw-inds.として初めて全曲セルフプロデュースしたアルバムで、このツアーはチャレンジになるんじゃないかと始まる前から思っていた」と振り返る。今回はダンサーが参加せず、音楽性に特化。「歌って踊ることは当たり前。武器というより、それが基準。プラスアルファで何をするべきかというところで音楽性に特化したツアーをやりたかった。自分たちの中ではチャレンジのツアーだったんですけど、初日から僕たち個人的には手応えを感じたツアーになった。w-inds.の新たな可能性を感じた」と口にしていた。

 また、アンコールでは同ツアーの香港公演を行うことを発表。記念すべき10回目の単独公演となる。ライブでは『100』のリード曲「Temporary」など27曲を披露した。

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