俳優の松田龍平が18日、都内で行われた映画『泣き虫しょったんの奇跡』公開記念トークイベントに出席した。同作の原作者で、松田が演じる主人公・晶司のモデルである将棋棋士、瀬川晶司五段が劇中の将棋の監修などを務めていた関係で、撮影現場によく訪れていたといい、「自分が演じる役の本人が現場に来るというのは初めての経験だったので、特殊な撮影で刺激的でした」と振り返った。
松田は続けて「瀬川さん本人に影響を受けてしまうところがあるのですが、それがよかったなと。撮影現場では瀬川さんのことを見ていて、将棋の指し方、佇まいといった表面的な部分を真似していたというような感じでした」とにっこり。「瀬川さんは、撮影現場に来たばかりの頃は居心地が悪そうで、なんでもない低い段差で転びそうになっていましたよね」と、つぶさに観察していたからこそのエピソードも披露した。
一方の瀬川五段は「自分の原作が映像となる瞬間に立ち会えるということは、僕にとって幸せな時間でした。棋士の友人たちは、作品を見る前は『松田さんが瀬川くんを演じるのははかっこよすぎるよ』と言っていたのですが、実際に見ると『瀬川くんにしか見えなくなった』と話していました。松田さんが内面や雰囲気なども演じきってくださって、感謝しています」と絶賛。「将棋を知らない方でも十分に楽しめる映画です。個人的には小学生、中学生といった方たちにも見ていただきたい」と期待していた。
同作は、奨励会退会からプロ編入という偉業を成し遂げた異色の棋士・瀬川五段の自伝的小説を映画化。幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと晶司は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇格できないものは退会」という新進棋士奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い、社会の荒波に放り出されてしまう。一度は夢破れたしょったんが、周囲に支えられながら再び夢を実現させるため、ひたむきに挑戦していく。
松田は作品の魅力について「本当におもしろい映画になっていると思います。僕も、この作品に関わるまでは将棋の試合を見たこともなったし、知らなかったんですけど、変わった世界が広がっていました。お互いずっと座りっぱなしで、なかなか動かない試合にドラマがあって、盤解説のトークもすごくおもしろくて、ほかにない世界です」と力説。「見たことない魅力的な世界が広がっていることや、瀬川さんという魅力的な人がいるということをたくさんの人に知ってほしいです」とアピールしていた。
イベントにはそのほか、豊田利晃監督も出席。9月7日より公開される。
松田は続けて「瀬川さん本人に影響を受けてしまうところがあるのですが、それがよかったなと。撮影現場では瀬川さんのことを見ていて、将棋の指し方、佇まいといった表面的な部分を真似していたというような感じでした」とにっこり。「瀬川さんは、撮影現場に来たばかりの頃は居心地が悪そうで、なんでもない低い段差で転びそうになっていましたよね」と、つぶさに観察していたからこそのエピソードも披露した。
一方の瀬川五段は「自分の原作が映像となる瞬間に立ち会えるということは、僕にとって幸せな時間でした。棋士の友人たちは、作品を見る前は『松田さんが瀬川くんを演じるのははかっこよすぎるよ』と言っていたのですが、実際に見ると『瀬川くんにしか見えなくなった』と話していました。松田さんが内面や雰囲気なども演じきってくださって、感謝しています」と絶賛。「将棋を知らない方でも十分に楽しめる映画です。個人的には小学生、中学生といった方たちにも見ていただきたい」と期待していた。
同作は、奨励会退会からプロ編入という偉業を成し遂げた異色の棋士・瀬川五段の自伝的小説を映画化。幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと晶司は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇格できないものは退会」という新進棋士奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い、社会の荒波に放り出されてしまう。一度は夢破れたしょったんが、周囲に支えられながら再び夢を実現させるため、ひたむきに挑戦していく。
松田は作品の魅力について「本当におもしろい映画になっていると思います。僕も、この作品に関わるまでは将棋の試合を見たこともなったし、知らなかったんですけど、変わった世界が広がっていました。お互いずっと座りっぱなしで、なかなか動かない試合にドラマがあって、盤解説のトークもすごくおもしろくて、ほかにない世界です」と力説。「見たことない魅力的な世界が広がっていることや、瀬川さんという魅力的な人がいるということをたくさんの人に知ってほしいです」とアピールしていた。
イベントにはそのほか、豊田利晃監督も出席。9月7日より公開される。
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2018/08/18