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久保帯人氏、実写『BLEACH』に2つの要望 完成作に「日本映画として新しいレベルに到達した」

 俳優の福士蒼汰主演で人気漫画を実写化した映画『BLEACH』(20日公開)。今週末に公開を控えるなか、原作者・久保帯人氏からのコメントが到着し、映画化にあたり2つの要望を伝えていたことを明かした。

『BLEACH』原作者・久保帯人氏からのコメント (C)久保帯人/集英社 (C)2018 映画「BLEACH」製作委員会

『BLEACH』原作者・久保帯人氏からのコメント (C)久保帯人/集英社 (C)2018 映画「BLEACH」製作委員会

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 同作は、幽霊が見えること以外は普通の高校生・黒崎一護(福士)が、死神を名乗る謎の女・朽木ルキア(杉咲花)から力を譲り受け、家族と仲間を守るために人間の魂を喰らう悪霊=虚<ホロウ>と死闘を繰り広げる…というストーリー。

 久保氏は「キャラクター同士の距離と関係性を原作から変えないこと」「キャラクターの感情と行動に齟齬(そご)をきたさないこと」という要望を伝えたといい、結果として「スピードとスケール感のあるアクションは、日本映画として新しいレベルに到達しています」と太鼓判を押した。

 あわせて特別映像も解禁され、2004〜12年まで放映されたアニメ『BLEACH』で主人公・黒崎一護を演じた声優・森田成一が「一護よ、命をかけて熱く生きろ」と熱いエールを送っている。

■久保帯人氏のコメント全文

僕は実は今回の映画には2つの理由から余り大きく関わっていません。1つ目は、佐藤(信介)監督が実写として原作のどこを使ってどこを削るのか見てみたい、という気持ちがあったこと。2つ目は、映画の話を頂いた時が丁度連載終盤のストーリーを固めている最中で、時間的に映画にガッツリ関わる余裕が無かったこと。その代わりに、要望を2つだけ出させてもらいました。

1つ目は、キャラクター同士の距離と関係性を原作から変えないこと。2つ目は、キャラクターの感情と行動に齟齬をきたさないこと。結果として、良いものに仕上げて頂いたと思います。映画としてまとめやすくなるよう伏線を張り替えてあるので、原作と違う点はもちろんありますが、たくさんのバトルを上手くつなげてストーリーと絡めてあります。スピードとスケール感のあるアクションは、日本映画として新しいレベルに到達しています。

正直、完成品を観るまでは「気に入らなかったらコメント書かないよ」と言っていました。コメント書けて良かった。どんなものか、ぜひ観に行って確かめてください。

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