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キンプリ永瀬廉、初主演映画クランクアップ 神宮寺勇太のサプライズに涙

 高里椎奈氏の小説を映画化する『うちの執事が言うことには』(青島武監督 2019年公開)が、6月中旬にオールアップを迎えた。主人公・烏丸花穎(からすま かえい)役で映画初主演を務めたKing & Prince永瀬廉は「まだまだ未熟な僕だったので、皆さんにご迷惑をおかけしたことも多々あったと思いますが、この1ヶ月間、花穎として本当に楽しく演らせていただきました。僕の初主演映画がこの作品で、一緒に作り上げてくださった方々が皆さんで本当によかったと思っています!」と感極まった様子であいさつ。2日前にクランクアップをしていたKing & Princeメンバーの神宮寺勇太がサプライズで駆けつけて労をねぎらうと、永瀬の目から大粒の涙がこぼれた。

優雅な朝食時の場面写真(左から)清原翔、永瀬廉 (C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

優雅な朝食時の場面写真(左から)清原翔、永瀬廉 (C)2019「うちの執事が言うことには」製作委員会

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 原作は、2014年3月に角川文庫にて刊行され、個性豊かで魅力的なキャラクターたちが織りなす独特の世界観が支持された人気小説。9巻までシリーズ化され、コミックス化や新シリーズも立ち上がった。

 永瀬は、英国帰りで、社交界の名門・烏丸家第27代当主となる花穎を演じ、仏頂面の執事・衣更月蒼馬(きさらぎ そうま)と共に、烏丸家にふりかかる陰謀や事件の謎を解き明かす。神宮寺は名門・赤目家の御曹司で、大学生ながらスイーツ店のオーナーも務める赤目刻弥(あかめ ときや)を演じている。

 新たなキャストも発表され、物語の要となる執事・衣更月役で清原翔が出演。「永瀬くんとは初対面、初共演だったんですが、すごく愛されキャラなんだと思います。現場でも明るくみんなに愛されていました。僕は最初なかなかなじめずにいたんですが、永瀬くんがどんどん話しかけてきてくれてたおかげで仲良くさせていただきました」と感謝し、「最初に脚本を読ませて頂いたときに思った『面白い』という感情が、観てくださる方にもちゃんと伝わる作品になればと思っています」とコメントを寄せた。

 永瀬と清原は“上流階級”という独特の設定だったため、日本バトラー&コンシェルジュ代表の新井直之氏に所作指導を受けるなどして撮影に挑み、当主と執事という日常では体験しにくい主従関係を初共演とは思えぬほどの絶妙なコンビネーションで魅せている。ちなみに、永瀬より一足先にクランクアップをしていた清原は、永瀬のクランクアップ当日は撮影が入っていたため、こちらもサプライズで電話にてクランクアップをお祝いした。

 監督は、映画『白鳥麗子でございます!THE MOVIE』(16年)やNetflixドラマ『火花』(16年)などでメガホンをとった久万真路氏。脚本は『あなたへ』(12年)、『グラスホッパー』(15年)、『追憶』(17年、原案・脚本)の青島武氏が務めた。

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