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京本政樹、“ゆかりの地”四日市PR映像で初監督「僕の役者人生がもたらした縁」

 来年に還暦でデビュー40周年を迎える俳優・京本政樹(59)が、三重県四日市市の「プロモーション映像」を初監督することになった。映像には自らも出演し、京本の代表作「必殺シリーズ」をモチーフにした時代劇風なストーリー展開になるという。京本は「来年のアニバーサリーイヤーを前に、四日市のPR映像を制作すると言う新しい仕事が出来るのはうれしい」と意欲を見せている。6月中に制作し、7月から同市の公式サイトやイベントのほか、映画館などでも上映していく予定だ。

三重県四日市市のプロモーション映像を初監督する京本政樹

三重県四日市市のプロモーション映像を初監督する京本政樹

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 京本の代名詞ともいえる「必殺シリーズ」。中でも村上弘明とともに演じたシリーズ5作目『必殺仕事人V−激闘編− 』(1985年)での「紐屋の竜」は、現在でも語り草になっている。

 一方、TBS系『水戸黄門』には、由美かおる野村将希と共に伊賀の忍者・名張の翔として登場していた。「名張の翔は伊賀の忍者と言うことで三重県とは縁が深い。しかも『組紐屋の竜も厳密に言ったら伊賀忍者ですからね。そういった中で今回、三重県の最大の都市である四日市からプロモーション映像のお話をいただいた時は、僕の役者人生がもたらした縁だと思いました」と感慨深げだ。

 四日市は宿場町として栄えた都市とあり、今回は時代劇的な内容で市をアピールすることになった。そう言った中で「必殺!シリーズ」にこだわったのには、京本なりの思いもあった。「尊敬する作曲家・平尾昌晃先生が亡くなって1周忌を迎えるんです。そういった中で、この『必殺シリーズ』というのは僕と平尾先生を引き合わせてくれたものだったんです」。平尾さんが亡くなる前に進めていた仕事で実現できなかったものがあったことも明かし「今回、こういった企画のお話を頂いたのは平尾先生の引き合わせかもしれません。それだけに平尾先生への感謝の意味も込めたい。しかも7月に映像を公開すると言うことで、僕としては、全てが縁で結ばれていたのだと思っているんです」と語った。

 映像では、京本が「必殺シリーズ」のために書き下ろして来た未使用の作品を使用する案も出ている。放送上は公表されていないが、シリーズ5作目で京本は、音楽でも参加しており、『必殺仕事人V−激闘編−』の主題歌だった鮎川いずみ「女は海」も京本のプロデュース(作詞、曲、編曲)である。

 「もともと僕は、役者と同時にシンガーソングライターとしても活動して来ましたからね。ただ、『必殺シリーズ』に出てからは一気に役者のイメージが強くなりました。そんな時に平尾先生とプロデューサーから『曲も書いてみないか』と声をかけられたんです。とは言っても、使われなかった曲も多かったので、今回は、その中から映像に合うものをピックアップしたいと思っているんです」。

 8日から撮影に入り、ロケでは地元の鉄道や民芸品「萬古焼」、さらには地元の人気ゆるキャラ「こにゅうどうくん」も登場する。京本は「クライマックスは、やはりコンビナートのライティングをバックに組紐屋の竜が登場することでしょうか」と構想を語った。同市シティプロモーション部観光交流課の担当者も「インパクトのある映像で四日市をアピールしていきたい」と期待を寄せている。

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