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小日向文世“嫁に飽きられている”キャラに共感「捨てられる人生を送って来た」

 俳優の小日向文世と女優の寺島しのぶが6日、東京・Bunkamuraシアターコクーンで、7日から30日まで開催される舞台『ヘッダ・ガブラー』初日公演前のキャスト取材&ゲネプロ撮影に出席した。

“嫁に飽きられている”キャラに共感していた小日向文世 (C)ORICON NewS inc.

“嫁に飽きられている”キャラに共感していた小日向文世 (C)ORICON NewS inc.

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 同作は、近代演劇の父・イプセンの代表作。寺島が演じる主人公・ヘッダは、高名なガブラー将軍の娘で美しく社交界でも話題の中心にいて、いつも男たちに崇められる魅力的な存在。しかし、頼りの父親が世を去り、ヘッダは周りの男たちの中から、小日向が演じる将来を嘱望されている文化史専攻の学者・イェルゲン・テスマンを選び、世の女性たちと同じように結婚する道を選択する。美貌と才気に恵まれてすべてを手に入れたかのように見えるヘッダだが、実は現状への不満や不安、言いようのない焦燥感にかられており、不穏な影が訪れる物語。

 寺島と小日向は1998年に行われた舞台『エイミィズ・ヴュー』以来の共演。久しぶりの共演を喜んだ小日向だったが、その舞台の設定を忘れており「寺島しのぶさんが、僕の恋人役だったけ?」と聞く一幕が。夫婦役だったが、今回の役も夫婦の設定のため、これには寺島は呆れ顔で「何それ〜。設定を忘れてるし」とツッコミ。その後、小日向は「(寺島とは)二度目の夫婦役。もの凄く時間が経っているにも関わらず、寺島さんはお子さんもいるのに印象が変わらない」とフォローした。

 役どころについて、小日向は「テスマンは色男じゃないし、ヘッダには相手にされない。相手にされてないけど、結婚している。どちらかと言うと、飽きられている。そういうのは非常に身近に感じます。僕は大体捨てられる人生を送って来たので」と笑わせつつ「(役は)非常にやりやすい。色男よりは、こっちの方がわかるので、楽しんで演じています」とにっこり。

 寺島は「自分が嫌な思いをするのは嫌なんだけど、人がグチャグチャになっていくのを見て楽しむ悲しい女の話。やればやるほど、寂しい人だなと感じています」とキャラの魅力を伝え「どうしてヘッダが悪女になってしまったのかが、細かく演出されている。洋物でとっつきにくいかも知れませんが、内容は普遍的な物でわかりやすい。共演者のみなさんの技の応酬になっているので、楽しみに観ていただきたいです」とアピールした。

 この日は、水野美紀池田成志段田安則も出席した。

関連写真

  • “嫁に飽きられている”キャラに共感していた小日向文世 (C)ORICON NewS inc.
  • 二度目の夫婦役(左から)小日向文世、寺島しのぶ (C)ORICON NewS inc.
  • (左から)池田成志、小日向文世、寺島しのぶ、水野美紀、段田安則 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『ヘッダ・ガブラー』初日公演前のキャスト取材&ゲネプロ撮影に出席した(左から)小日向文世、寺島しのぶ (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『ヘッダ・ガブラー』初日公演前のキャスト取材&ゲネプロ撮影に出席した寺島しのぶ (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『ヘッダ・ガブラー』初日公演前のキャスト取材&ゲネプロ撮影に出席した水野美紀 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『ヘッダ・ガブラー』初日公演前のキャスト取材&ゲネプロ撮影に出席した段田安則 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『ヘッダ・ガブラー』初日公演前のキャスト取材&ゲネプロ撮影に出席した池田成志 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『ヘッダ・ガブラー』初日公演前のキャスト取材&ゲネプロ撮影に出席した水野美紀 (C)ORICON NewS inc.
  • 舞台『ヘッダ・ガブラー』初日公演前のキャスト取材&ゲネプロ撮影に出席した(左から)池田成志、小日向文世、寺島しのぶ、水野美紀、段田安則 (C)ORICON NewS inc.

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