女優の川栄李奈が、笑福亭鶴瓶が司会を務めるTBS系トーク番組『A-Studio』（毎週金曜　後11：00）の10代目新アシスタントを務めることが、ゲストとして出演した23日の放送で明らかになった。4月6日から登場する。先日、サブMCとして初収録に臨んだ川栄は「いろんな方とお会いできるのが本当に楽しみ。いろんなお話を聞けることが、女優業の成長にもなると思うので、一生懸命、頑張りたい」と意気込みを語り、鶴瓶は「面白い人が来た」と歓迎した。

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　同番組は、鶴瓶自らが事前にゲストの家族、友人、知人など、その人物を知る関係者のところに足を運んでインタビュー取材を敢行。その取材の模様を収めた写真と、そこで得たゲストの人物情報を元に、スタジオでゲストと台本なしのトークを展開していく独特のスタイルを確立し、出演を希望する俳優・女優・アーティスト・アスリートも少なくない。

　川栄もその1人だったという。「15歳で芸能界に入った時、地元の友達に（有名になって）『A-Studio』に出るから、その時は（関係者として）出てねと、冗談で話していた。それが、ゲストに呼んでもらって（23日放送分）。さらにサブMCもやらせてもらえるなんて、夢みたい。うれしいです」と笑顔が弾けた。

　鶴瓶が出演するバラエティー特番にゲスト出演したことが1度あっただけという川栄は、「テレビで観ていたままのやさしさと、ニコニコした笑顔がうれしかった」と鶴瓶の印象を語ると、鶴瓶は「いい、判決せぇよ」と1月期に大ヒットした同局のドラマ『99.9-刑事専門弁護士- SEASON II』の“名ぜりふ”で返し、思わず「あのドラマ出て、悪い人やと言われて腹立つわ。マイナスやわ」とボヤき。

　その場の空気を和ませた後、鶴瓶は少し真面目な顔をして「川栄はうまいですよ。ポーンと話を振るとちゃんと返すし、ゲストの話の邪魔もしないし、すごくいいです。AKB48にいて、その後もいろんなことを経験しているからやろな、場数を踏んでいるから、度胸がある」とたった2回分の収録で川栄をべた褒めした。

　川栄はトークバラエティー番組でMCを務めるのはこの番組が初。「サブMCとして出すぎず、出なさすぎずを心がけています。AKBにいた時も自分がしゃべるときはしゃべるけど、ここは自分じゃないな、という見極めは身についたと思う」と話すと、鶴瓶は「そうやろ、身についている。女優の仕事ばかりではなく、トークバラエティーもできるって、すごく大事やから。勘がいいんでしょうね。それに色っぽい。色気もありますよ」と、かなり川栄を気に入っている様子だった。

　番組は2009年4月10日、俳優の小栗旬をゲストに迎えてスタートし、今年1月に450回を超え、4月から放送10年目を迎える。鶴瓶は、「10年前、（小泉）深雪ちゃんとはじめた頃は、どうなるかわからなかったけど、自分でやりたいと思った形式が認知されたというか、『A-Studio』に出たいといってくださる方がたくさんおられるのがうれしいですよね。『A-Studio』観てるよ、と言われることも多くなって。淡々と10年、20年と過ぎていって、家庭に浸透しているというのが一番いい形かな、と思っているんで。何年続くかわからないですけど、1年ずつ頑張っていこうかと思います」と、番組への思い入れたっぷりに語っていた。

　川栄の起用について、酒井祐輔プロデューサーは「これまでサブMCを卒業後、ゲストとして戻ってきてくれた方はいらっしゃいましたが（本田翼、波瑠）、ゲストとして出演したのちにサブMCに就任していただく方は初めてです。これまでのさまざまなお仕事で経験されたことを糧に、さまざまな分野のゲストの方に自由な視点と感性で切り込んでいただき、鶴瓶さんと番組に刺激を与えてほしい」と期待を寄せている。

　なお、9代目サブMCを務めるモデルのemmaは、30日放送のトーク名場面集（総集編）をもって、番組を卒業する。

■歴代アシスタントは以下のとおり
初代：小泉深雪　2009年4月10日〜10年3月26日
2代目：IMALU　2010年4月2日〜11年3月25日　
3代目：SHELLY　2011年4月1日〜12年3月20日
4代目：本田翼　2012年4月6日〜13年3月29日
5代目：波瑠　2013年4月5日〜14年3月28日
6代目：山下リオ　2014年4月4日〜15年3月27日
7代目：早見あかり　2015年4月3日〜16年3月25日
8代目：森川葵　2016年4月1日〜17年3月24日
9代目・emma　2017年3月31日〜18年3月30日