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H・ジャックマンが手を握り涙 映画主題歌「This Is Me」ビハインド・ストーリー公開

 ヒュー・ジャックマンが主演するミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「This Is Me」のビハインド・ストーリーを収めた映像が21日、公開された。映画製作が決定していない段階で、楽曲を歌うキアラ・セトルが初めて生歌を披露するワークショップ・セッションの模様を捉えている。

映画『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「This Is Me」のビハインド・ストーリーが公開(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

映画『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「This Is Me」のビハインド・ストーリーが公開(C) 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation

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 同作の主人公P.T.バーナムは、19世紀半ばのアメリカでショービジネスの原点を築いた伝説の興行師。妻への一途な愛を糧に夢を追いかけた彼は、差別や偏見の中で立ち尽くしていたエンタテイナーたちにスターになれる場所を提供し、エポックメーキングなショーを創造したことで知られている。

 『ラ・ラ・ランド』の楽曲の作詞を手がけ、昨年のアカデミー賞とゴールデングローブ賞のW受賞を果たしたベンジ・パセック氏とジャスティン・ポール氏のコンビが、同作でもゴールデングローブ賞主題歌賞を受賞し、アカデミー賞も主題歌賞にノミネートされている「This Is Me」を手がけた。

 上流社会に受け入れてもらえない現実を知ったバーナム一座のエンタテイナーが、ショーの中で輝く自分たちを奮い立たせるように歌うこの曲について、ポール氏からの「世間から、お前には愛される価値がないと言われても、自分を愛し、自分に自信を持つことが大切だと強調するには、とても強烈な女性の声による生々しいパワーが必要だと思った」という期待に応えて、レティ役のセトルが圧巻の歌声を響かせる。

 過去にはトニー賞にノミネートされるなど十分なキャリアを持つセトルだが、「歌いたくないと言ったの。この歌の中のストーリーを語るためには自分が抱える恐れに直面しないといけないとわかっていたから」と、自信の無い自分を受け入れて肯定するまでには相当な覚悟が必要だったという。

 マイケル・グレイシー監督の説得に応じてマイクの前に立ったセトルだが、「歌いながらあまりに怖くなって、思わずヒューの手をつかんだ。気づいたら歌い終わってて割れるような喝采を浴びてた」と当時を振り返る。映像内には、ジャックマンが目に涙を溜めてセトルの手を握る姿も映し出されており、当時を「僕にとって、今までのどの経験よりも感動的な経験だった」と述懐している。

 さらに、「キアラがあまりにも素晴らしいので、誰かほかの人があの曲を歌えるとは到底思えない。彼女が正直にレティの感情を表現しているから。『This Is Me』は本当の自分を堂々と受け入れることを歌った美しい歌で、この曲を聴いた人は、みんな共感してしまうんだよ」と、セトルの歌の力を熱弁するジャックマン。その言葉通り、多くの人々の“応援歌”になっているようで、セトルは「映画が公開されてからずっと、数分で50件近くの『あなたの歌を聞いて希望をもらいました』っていうメッセージがインスタグラムに次々に届くの。朝起きたら新しいのが来ていて、毎日涙を流す。勇気を持てずに泣いているのは私だけではないと思えるの」と世界中の人々からの反応を明かした。

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