お笑いコンビ・ウッチャンナンチャンの内村光良とさまぁ〜ずがMCを務める若手芸人発掘ライブ『新人内さまライブ チャンピオン大会2017』が19日、東京・草月ホールで行われ、アニキと舎弟のノブオによる漫才で人気を集めているお笑いコンビのペンギンズが優勝に輝いた。優勝後の囲み取材では、アニキが「優勝とか今までなかったから、めちゃめちゃうれしい」と喜ぶと、ノブオがすかさず「最高のコメント！」と合いの手を入れた。

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　昨年の同大会で、アニキ漫才で強烈なインパクトを残したペンギンズ。ノブオは、三村マサカズのコメントが支えになったといい「三村さんが『このキャラで走ってほしいな』って言ってくれて、その頃揺らいでいた部分があったので、支えになりました。そこで優勝できたのは本当にうれしいし、感謝ですね」としみじみ。「すごく温かい中で見てもらえたのも、良かったです」と観客への思いも口にした。

　優勝者には『内さま』本放送で、3人と共演する機会がごほうびとして与えられるが、ノブオが「それが楽しみで仕方ないですね。全員に、インスタントカメラを持ってもらって旅行がしたいです」と構想を披露。一方、アニキは「三村さんを新しく舎弟に加えて、3人でアニキ漫才みたいなのをやってみたい。三村さん、アロハシャツ似合うから」と笑わせた。

　同大会は、Amazonプライムビデオで配信、TOKYO MXほかで放送中のバラエティー番組『内村さまぁ〜ず』へのゲスト出演権をかけ、月1度のライブでネタを披露し、観覧客による投票で毎回優勝者を決定してきた『新人内さまライブ』の総決算。新人発掘のため2013年から開催され、今回で5回目となる。

　この日は、昨年2月〜11月の優勝者らが出場し、番組出演権と年間チャンピオンの座をかけて19組がネタを披露。優勝者の決定後には、今回を持って『内さまライブ』が終了することが発表。突然の報告に会場がざわめく中、内村が「やっぱり、お笑いライブっていいよな。ひととき忘れちゃいますよね。また、機会があれば復活したいと思っています」と誓った。囲み取材で、ラスト王者となったことについて質問を受けたペンギンズの2人は「いい形で終われたって言われるように、今年1年さらに頑張っていきたいなと思います」と言葉に力を込めた。

　実行委員会から封筒が渡され、自身の口で終了をアナウンスする羽目になったノブオは「ライブでネタをいろいろとブラッシュアップしてくれたりとか、いろんな感謝はあるんですけど、あの手紙だけは腹立たしい」と笑いながらチクリ。会見中に、キャラと素が行ったり来たりする様子を報道陣からツッコまれると、2人そろって「うるせーな！　見ればわかるだろ、今迷ってんだよ。これから決めていくんだよ！」とキャラに戻って反撃するなど、最後まで“らしさ”を全面に出して会見を締めくくった。

　そのほか、インデペンデンスデイ、卯月、ガール座、キズナ、ぐりんぴーす、くるくる、クルスパッチ、ジャイアントジャイアン、しゃもじ、湘南デストラーデ、ゾフィー、プラスワン、マカロン、マツモトクラブ、吉住、ロビンソンズ、ロングロング、わらふぢなるおも出場した。