女優の清野菜名が、このほどテレビ朝日系帯ドラマ劇場『トットちゃん！』（月〜金　後0：30〜0：50）をクランクアップした。エンターテインメント界の第一線で活躍を続ける黒柳徹子と、その家族の激動の昭和史を描く本作で、清野は子役・豊嶋花からバトンを引き継き、11月より本格的に登場。15歳から63歳までの徹子の半生を演じきった。

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　クランクアップ当日は、関東地方のとある海岸での撮影。ラストシーンは恋人、カール・祐介・ケルナー役の城田優と砂浜で2人きり、語り合うシーンだった。

　すべての撮影が終わったところで、助監督が「我らがトットちゃん、清野菜名さんがオールアップです！」と声をかけると、スタッフ一同から「イエーイ！」と大歓声。清野は満面の笑みで両手を高く掲げて「イエーイ！」と応じ、星田良子監督と「ありがとうございました」とハグ。城田ともがっちりと握手をかわした。

　充実感でいっぱいの笑顔を見せていた清野。しかし、スタッフからひと言を求められると感極まって涙がこみ上げ、「皆さまお疲れさまでした。不慣れなところもあってご迷惑をおかけしたと思うのですが、撮影はすごく楽しかったです。ありがとうございました！」と、絞り出すようにあいさつ。その後は涙があふれて言葉にならず、「ただただ感無量です！」。

　同時にクランクアップを迎えた城田も「後半からの登場だったのはちょっぴり残念でしたが、全体のクランクアップのときに、こうして皆さんとご一緒することができてうれしかったです。短い時間でしたが、本当に楽しい現場でした」と感謝し、最後は清野を“お姫様抱っこ”。大役に挑んできた“恋人”の頑張りをねぎらう男前っぷりを披露していた。

　なお、27日から放送される第9週は、いよいよテレビジョンの華やかな時代が幕を開け、徹子も売れっ子女優として大活躍する。森繁久彌（近藤真彦）、沢村貞子（浅野ゆう子）、渥美清（山崎樹範）らスターたちとも共演し、交流がはじまる。そんな中、なんと徹子が突然、見合い結婚することを決意して…。いったいなぜ徹子は結婚を決めたのか。その驚きの展開に、徹子に恋心を抱いていたディレクター・久松勇（三宅健）はどんな行動をとるのか。

　城田演じるカール・祐介・ケルナーは、12月4日放送の第46話から登場。徹子と祐介の“運命の出会い”とは…!?　徹子の“秘めた恋”がいよいよ明らかになる。