グラビアを主軸に、アイドルユニット・サキュバスとあばんちゅーるのメンバーとしても活躍する市島ゆかりが、最新DVD『Aguichant』を本日25日に発売した。このほどORICON NEWSの取材に応じた市島は、これまでに経験した挫折や詐欺被害、いわれのない中傷を受けてのアイドルグループ脱退など、波乱に満ちたタレント活動を告白。地下アイドル、地下グラドルの実状を浮き彫りとなった。

【写真】その他の写真を見る

　和歌山県出身の市島は声優に憧れを抱き、大阪も養成所に籍を置きながら、モデル活動を並行してスタート。「もともと露出するのが好きだったんです（笑）。小さい頃から自分の身体のサイズに合っていないパンツとかを履くのに喜びを感じていて。でも、それを仕事にしちゃダメだ！ とも思っていたので、声優を目指しつつお堅い企業系のコンパニオンなどもしていたんです。でも、当時付き合っていた彼氏に『芸能活動は辞めてほしい』と言われて、一時は百貨店の和菓子売り場で働いていました。私、生粋のMなので、命令されたら断れなくて（笑）」。

　だが、その彼氏とも別れの時を向かえた市島。逆に足かせの取れた彼女は、3年ほど前に上京。イベントコンパニオンなどで活動していた際に運命的な出会いを果たすことに。「ゲームショーにコンパニオンとして出演したとき、あるコスプレイヤーさんと共演したんです。彼女はバストがIカップもあるんですけど、クライアントさんが用意した露出度の激しい水着を着てパフォーマンスをし始めたんです（笑）。それを堂々とやっている彼女を見て「あ、服脱いで許されるんだ！」ってビックリして。同時に私もギリギリを追及したい！って（笑）」と回顧。そのレイヤーこそ、現在、熱狂的なファンを集める人気レイヤー・雨宮留菜だった。

　その雨宮と意気投合した市島は、彼女と共に、日本一過激なアイドルユニットを結成。だが、結成からわずか数ヶ月で同グループを脱退。運営サイドからは重大な契約違反を犯したと発表された。「色々な問題が発覚しました。私もその行程で聴覚障害になったりして、とてもグループに入れる状況ではなかったんです。私が脱退した数ヵ月後に、雨宮を含むメンバー全員がグループを離脱したことからも、さまざまな問題を抱えていたことが分かると思います」と胸の内を明かしてくれた。

　その後は芸能界に別れを告げ、一般企業の事務職をしていた市島。「芸能界って怖いなって思って普通に就職したんですけど、それ以上に社会って冷たいなぁとも感じていました。その間にも芸能事務所に入ろうと思ってレッスン料ということで15万ほどローンを組まされて、詐欺にあったり（笑）。そんな時、雨宮からライブのゲストに誘われて。で、行ってみたら新しいアイドルユニットを結成！っていう宣言があって、いつの間にか私もメンバーに入っていて」（市島）。

　有無を言わさぬ状況でアイドルユニット・サキュバスとあばんちゅーるに加入。就職した会社も辞め、再びグラビアアイドルとしての道を歩むことを選んだ。「やっぱり好きなんでしょうね（しみじみ）。今のメンバーは個性もバラバラなんですけど、とりあえず皆、服は脱ぐから、そこは一致してるなって（笑）。“脱ぎカワ”アイドルって言ってるんですけど」と茶目っ気たっぷりに語る市島。

　そんな彼女の最新DVD『Aguichant』では、確かに“脱ぎカワ”アイドルの面目躍如たる見事な脱ぎっぷりを見せてくれる。「打ち合わせの段階で、『可愛くとかはいいんです。とにかくエロく撮って下さい！』って進言しました。もちろん、子どものころからの喜びである、サイズの小さい水着や下着になって撮影してるので、かなり危険でしたね」と振り返る。

　10月からは渋谷のコミュニティラジオでスタートする、よしもと芸人がパーソナリティを勤める新番組のアシスタントMCにも挑戦。「やっぱり、声の仕事は小さい頃から憧れていたので、どんどん挑戦したいです。トークも出来て服も脱げれば…とは思っています（笑）」。さらに27日には秋葉原・ソフマップにてDVD『Aguichant』発売記念イベントを15時より開催。「私のファンの方は40代、50代のおじさまが多いので凄くマナーが良くて。若いファンの方も『市島さん、これ以上はダメっす！ アイドルなんだから握手までに留めるべきっす!!』って逆に諭してくれるんです（笑）」。