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スタジオジブリは先ごろ、宮崎駿監督の引退撤回、そして新作長編アニメーション映画制作を発表。と同時に、同作品のためのスタッフ募集を開始したのだが、その求人内容の“月収20万円”は高いのか、安いのか、と世間をザワつかせた。実際、日本における新人アニメーターの平均年収は約110万円。これは月収10万円にも届かない金額だ。さらに、アニメーターの1日の平均作業時間は11時間、1か月の平均休日は4.6日、これらの数字が示す通り、日本のアニメ業界は“ブラック労働”の代表格となっている。 年間の制作本数が300本以上、市場規模は2兆円、そうしたアニメ業界の活況が取りざたされる裏で、若いアニメーターは日々の生活に四苦八苦している。この現状に対しメディアなどを通じて一石を投じているのが、『鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST』(TBS系列)、『灼熱の卓球娘』(テレビ東京系列)などを手掛けたアニメーション監督であり、「日本アニメーター・演出協会(JAniCA)」代表理事の入江泰浩氏だ。

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  • アニメ業界の過酷な内情を明かす「日本アニメーター・演出協会(JAniCA)」代表理事の入江泰浩氏
  • ネット上に蔓延する、誤解に基づくアニメ制作方式の一例
  • 参加するすべての会社が出資者となる現行の制作員会の一例

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