ファミリーマートの新戦略発表会が5日、都内で行われ、新キャラクター「ファミチキ先輩」が登場した。同社の看板商品のファミチキを擬人化したキャラで澤田貴司社長は「ガンガン、彼を中心に作っていきたい」と新CM制作に力を込めた。
新しいマーケティング戦略として新キャラクター「ファミチキ先輩」が登場するなり、会場がどよめいた。ファミチキの袋に手足が生えただけで、かなり奇妙にみえる。配布された資料によるとバイト歴11年で週5日程度勤務、独身という設定。特技はピアノで趣味はフィギュア集め、NGワードは「骨なしチキン野郎」と細かく決められていた。2年以内に店長、10年以内にファミリーマートの社長になることが目標という。ときにアツく、ときにハートウォーミングな“熱血漢”なキャラクターとなっている。
発表会で流されたミニドラマ調のCMにはファミチキ先輩の素顔がぎっしり詰まっていた。体の構造から肩掛けバッグもランドセルも持てないため、子どものころはイジメの対象になっていたようだ。ファミチキ先輩は「子どものすることですから。でも、けっこう傷つくことはありますよね」と述懐。それでもふたり暮らしをしているファミチキ先輩の母が「ちょっと違うルックスなもんですから、みんな嫌うかもしれないけど、これが特徴になっていく。みんな一緒な方がおかしい」と熱弁し、ファミチキ先輩は「母のためにも、いつまでもふさぎ込んじゃダメだなって思った」と一念発起してファミマのバイトを始めたという。
ファミマのバイトは“天職”だったようで、ファミチキ先輩は「自分のアイデンティティ。初めて自分の形を受け入れてくれた場所」と感謝。母も「ものすごく元気。日に日に元気になっていく。たぶん、認めてもらっているからだと思う」と驚くほどの変化をしている。通勤ラッシュで袋がぐちゃぐちゃになるが、ファミチキ先輩は「そういうのに耐えるのも仕事のうちかなって思えるようになってきた」。子どもにも大人気で公園で「オレを食え〜」と配り歩いている姿も流された。
発表会に参加したNON STYLE、笑い飯もファミチキ先輩に興味津々。2009年のM-1グランプリで人の体に鳥の頭が付いた「鳥人」というネタを披露した笑い飯・西田幸治が「我々より、だいぶぶっ飛んでいる」と話せば、哲夫も「(ファミチキ先輩は)調理済みのチキンが頭について、袋に包まれている。2手先を行かれている」と悔しがった。
また、マイクを持っていないにもかかわらず、スピーカーからファミチキ先輩の声が流れたことをNON STYLEの石田明がイジると「肉に埋め込んでいる」とアドリブで返すなど、ただの“揚げ物”ではないことを示した。ただ、芸人に中身を追及されると「大きな定義で言うと自分も人なんですよ」と認めていた。
共演を振り返った井上裕介は「今までにないタイプのゆるキャラ。ちょっとずつしがんで(よく噛む)いけば味が出そう。ゆるキャラグランプリ出たら優勝しそう」と高評価。店頭パネルでファミチキ先輩の“コスプレ”を披露したファミリーマートの澤田社長は「ガンガン、彼を中心に(新CMを)作っていきたい」と力を込めた。レジ前で焼き鳥も発売されるがファミチキ先輩は「どんな商品が来ようとファミチキが売上1番」と宣言した。
★YouTube公式チャンネル「ORICON NEWS」
新しいマーケティング戦略として新キャラクター「ファミチキ先輩」が登場するなり、会場がどよめいた。ファミチキの袋に手足が生えただけで、かなり奇妙にみえる。配布された資料によるとバイト歴11年で週5日程度勤務、独身という設定。特技はピアノで趣味はフィギュア集め、NGワードは「骨なしチキン野郎」と細かく決められていた。2年以内に店長、10年以内にファミリーマートの社長になることが目標という。ときにアツく、ときにハートウォーミングな“熱血漢”なキャラクターとなっている。
発表会で流されたミニドラマ調のCMにはファミチキ先輩の素顔がぎっしり詰まっていた。体の構造から肩掛けバッグもランドセルも持てないため、子どものころはイジメの対象になっていたようだ。ファミチキ先輩は「子どものすることですから。でも、けっこう傷つくことはありますよね」と述懐。それでもふたり暮らしをしているファミチキ先輩の母が「ちょっと違うルックスなもんですから、みんな嫌うかもしれないけど、これが特徴になっていく。みんな一緒な方がおかしい」と熱弁し、ファミチキ先輩は「母のためにも、いつまでもふさぎ込んじゃダメだなって思った」と一念発起してファミマのバイトを始めたという。
ファミマのバイトは“天職”だったようで、ファミチキ先輩は「自分のアイデンティティ。初めて自分の形を受け入れてくれた場所」と感謝。母も「ものすごく元気。日に日に元気になっていく。たぶん、認めてもらっているからだと思う」と驚くほどの変化をしている。通勤ラッシュで袋がぐちゃぐちゃになるが、ファミチキ先輩は「そういうのに耐えるのも仕事のうちかなって思えるようになってきた」。子どもにも大人気で公園で「オレを食え〜」と配り歩いている姿も流された。
発表会に参加したNON STYLE、笑い飯もファミチキ先輩に興味津々。2009年のM-1グランプリで人の体に鳥の頭が付いた「鳥人」というネタを披露した笑い飯・西田幸治が「我々より、だいぶぶっ飛んでいる」と話せば、哲夫も「(ファミチキ先輩は)調理済みのチキンが頭について、袋に包まれている。2手先を行かれている」と悔しがった。
また、マイクを持っていないにもかかわらず、スピーカーからファミチキ先輩の声が流れたことをNON STYLEの石田明がイジると「肉に埋め込んでいる」とアドリブで返すなど、ただの“揚げ物”ではないことを示した。ただ、芸人に中身を追及されると「大きな定義で言うと自分も人なんですよ」と認めていた。
共演を振り返った井上裕介は「今までにないタイプのゆるキャラ。ちょっとずつしがんで(よく噛む)いけば味が出そう。ゆるキャラグランプリ出たら優勝しそう」と高評価。店頭パネルでファミチキ先輩の“コスプレ”を披露したファミリーマートの澤田社長は「ガンガン、彼を中心に(新CMを)作っていきたい」と力を込めた。レジ前で焼き鳥も発売されるがファミチキ先輩は「どんな商品が来ようとファミチキが売上1番」と宣言した。
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2017/06/05