2016年09月29日 09時40分

【自動車保険】違反すると保険金が支払われない!? 任意保険の「告知義務」って何?

告知義務を怠ると違反になり、事故時に保険金が支払われないことも… [拡大する]

告知義務を怠ると違反になり、事故時に保険金が支払われないことも…

 任意の自動車保険に契約する際、契約者や被保険者には“告知義務”がある。これは、将来的に損害および給付事由が発生する可能性がどの程度あるのかを保険会社が知るために、各社が告知を求めた事項について事実を告げる義務。怠ると“告知義務違反”となり、契約解除または保険金が支払われないことがある。

 告知を求められる事項は保険会社によって異なるが、基本的には以下の通りだ。

・契約する自動車の用途車種、登録番号、使用目的
・保険証券に記載の被保険者の氏名、免許証の色
・契約者の自動車保険契約が10台以上かどうか
・等級と事故の有無 など

 これらの情報は、保険料の算出やそもそもの引き受けの可否を判断する基準にもなる。もし、故意または重大な過失によって伝えていなかった場合は、上述の通り契約解除および事故時に保険金が支払われない可能性がある。すでに支払いを行っていた場合でも、保険会社は返還を請求できるのだ。

 告知義務のほか、契約者や被保険者には“通知義務”も発生する。これも保険会社ごとに求める事項は異なるが、主に「用途車種」「登録番号」「使用目的」に変更があった場合に遅滞なく通知しなければならない。

 万が一の際に十分な補償を受けられないとなっては、自動車保険に加入する意味がない。各社が定める告知および通知事項は、あらかじめよく確認しておくことが大切だ。新規契約時だけでなく、契約更新や乗り換えの場合にも、間違った情報を伝えることがないように注意しよう。

参照/日本損害保険協会HP
文/ロックスター 西田

>>30代〜50代以上の満足度が高い自動車保険は? ランキングをチェック

>>車の買い替え時に! 忘れてはならない「自動車保険」の手続き

オリコン日本顧客満足度ランキングの調査方法について

当サイトで公開されている情報(文字、写真、イラスト、画像データ等)及びこれらの配置・編集および構造などについての著作権は株式会社oricon MEに帰属しております。これらの情報を権利者の許可なく無断転載・複製などの二次利用を行うことは固く禁じております。