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台湾の新星ヤオ・アイニン「日本で女優の仕事がしたい」

 2014年の『第27回東京国際映画祭』ワールド・フォーカス部門で上映され、絶賛された台湾映画『共犯』が、25日から公開されている。本作で本格的に女優業初挑戦したヤオ・アイニン(25)がこのほど6回目の来日を果たし、「日本にきて女優のお仕事をしたいです」と日本進出への思いを語ってくれた。

日本進出への思いを語ったヤオ・アイニン (C)ORICON NewS inc.

日本進出への思いを語ったヤオ・アイニン (C)ORICON NewS inc.

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 視覚障害を持つピアニストを描いた『光にふれる』のチャン・ロンジー監督がメガホンをとった同作。通学途中に同じ学校の女子高生・シャーが亡くなっているのを発見した3人の学生たちが、事件の真相を追う姿を描きつつ若者たちの複雑な青春模様を映し出していく。アイニンは孤独な女生徒シャーを演じ、幾度も挟まれる回想シーンで強い印象を残している。

 写真家の川島小鳥氏が最新作『明星』に素人時代のアイニンを被写体として登場させたことで、日本でもその名が広まりつつある注目の“美少女”。モデルとして活動していた彼女が、本作で本格的な演技に初挑戦した。

 「とても不思議な感覚ですが、経験を詰めるのがうれしかった。監督には演技が初めてだったので『この役やれる?』って心配もされましたが、『頑張ります』って答えました。初めて作品を観たときは、一生懸命にストーリー全体を目を凝らしました。演技経験のないキャストが多かったけれど、みんなで力を合わせてやり遂げられたことに感動しました」。

 女優業には「好きです」と即答するほど魅了された様子。「女優になろうと思ったことはなかったけれど、みんなで協力して作り上げたことに感動しました。これからも女優の方向に向かって進んでいきたい」と、同作が自身の今後に影響を与えたと話す。

 チャン・ロンジー監督は、シャー役のキャスティングに一番悩んだことを明かしており、「しゃべらずとも、表情と佇まいだけで全てを語れる存在感を放っていなければならない。半年間オーディションを繰り返しても見つからなかった。どうしようかと頭を抱えていたときに、モデル活動を始めたばかりのヤオ・アイニンに出会った。一目見た瞬間、彼女しかいないと思ったよ」と、圧倒的な存在感が起用の理由であると語っていた。

 シャーの持つ雰囲気と同じく、普段の自身も“ミステリアス”と言われることが多いといい、「フェイスブックも積極的に顔を出さないし、静かにしているタイプです」。謙虚に話す姿から大人しい印象を受けるが、日本の話になると「宮ア駿さん、ポケモン、カードキャプターさくらが大好き!」と好きなアニメ話に熱中してよく笑う。

 公開前に行われたトークイベントでも「私はいつも日本が大好きですから、日本で仕事をやりたいです」と話して意欲を見せていたが、今回改めて「日本はキレイな街です。みんな優しい。日本で活動するために日本語を勉強しています。今は基礎カリキュラムを終えて、今度新しいカリキュラムを勉強します。ぜひ仕事をするチャンスがあればいいな。日本にきて女優のお仕事をしたいです」と日本進出への思いを伝えてくれた。

 目標とする女優は蒼井優。「いろんな役をやっていらしたけれど全部作品が好き」と憧れを抱き、自身は「みんなに好きになってもらえる女優になりたい。台湾の社会は今いろんな問題を抱えているけれど、それを変えられるような影響のある“いい女優”になりたいです」と決意を固める。

 何度も日本語を交えてインタビューに応じたアイニン。10月と1月に映画の企画が控えているほか、すでにモデルとして日本で仕事をする計画もあるといい、「楽しみです」とそのときを待ち望んでいた。

関連写真

  • 日本進出への思いを語ったヤオ・アイニン (C)ORICON NewS inc.
  • 本格的な女優業に初挑戦した (C)ORICON NewS inc.
  • 台湾映画『共犯』に出演するヤオ・アイニン (C)ORICON NewS inc.
  • 台湾映画『共犯』に出演するヤオ・アイニン (C)ORICON NewS inc.

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