• ホーム
  • 音楽
  • 名曲「雪の華」アレンジで新たな試み 「デュエット曲になることを意識した」

名曲「雪の華」アレンジで新たな試み 「デュエット曲になることを意識した」

 15周年を迎えるリラクシング・ミュージック・コンピレーション『image』の歴史を作ってきたアーティストや同世界観にあった気鋭のアーティストと『爽健美茶』がタッグを組んだ、新キャンペーン「爽健美音ボトル」(5月11日より開始)。誰もが知っている名曲を、オリジナルアレンジし、1日の4つのシーンに合わせた楽曲を配信している。同キャンペーンでピアノと編曲を担当した、中島美嘉などのプロデュースを手がける羽毛田丈史氏が、ORICON STYLEのインタビューに応じ、これまでにない新たな試みゆえの苦労や発見など、楽曲制作の裏側について語った。

◆これまでのノウハウを注ぎ込んだ新たな試み

 「爽健美音ボトル」キャンペーンは、第4弾まで行われ、全16曲を配信。楽曲の選定からアレンジ、音色の開発にいたるまで、音楽心理学の権威である金沢工業大学・山田真司教授が監修し、“すっきり目覚め”、“すこやかリフレッシュ”、“こころデトックス”、“ぐっすり快眠”の4つのシーンに合わせた楽曲が制作された。アレンジと演奏には、羽毛田氏をはじめ、『image』で活躍するアーティストや同世界観にあった気鋭のアーティストが参加した。

 「今回のキャンペーンでは、植物の揺らぎのバイオリズムなどを取り入れた音色を山田教授監修のもと開発。その音をコンピューターに取り込み、楽曲をアレンジするだけでなく、それぞれの効果を追求するというテーマが与えられ、すごく面白かったです」。これまで数多くのアーティストの作曲、プロデュースを行ってきた羽毛田氏も、今回のような試みは初のこと。「実は、新たに開発されたそれぞれの音色は、編曲する上では扱いづらい音で、単体で使うにはいいが、もっと強い他の楽器の音がたくさん重なると埋没しやすいため、主役にするにはアレンジがすごく難しかったです」と苦労を明かした。

 今回の最大のテーマでもある、4つのシーンに合わせたそれぞれのキレイを音楽心理学で追求するという部分でも、制作当初から苦戦。「デトックスとリフレッシュ、それぞれの線引がわかるようでわかり難いテーマで、それを音楽的に表現することは難しかった。だから、『爽健美茶』を目の前に置いて、曲を聴いてくれる人のことを考えて楽曲を作っていきました」。そして、「“爽健美音”の音色と原曲、さらにそれぞれの効果を追求するというお題があるなかで、楽器の編成や音色、音の空間処理など、これまでのノウハウを注ぎ込める。そういう意味ではやりがいがあった」と羽毛田氏の長いキャリアの中でも、新たな発見があったと言う。

 そうした苦労の中、出来上がった第1弾で配信された「全力少年」の“すこやかリフレッシュ”アレンジは、壮大なオーケストラサウンドが心地よく、日中のアクティブな活動の合間にひと息ついて心をリフレッシュできる楽曲に仕上がった。

◆「雪の華」はまるでデュエットのよう!? 新発見のアレンジ楽曲

 また、第2弾で配信された「I LOVE YOU」の“ぐっすり快眠”アレンジでは、誰もが知っている有名曲だけに様々な試行錯誤が行われた。「有名な曲で歌詞も頭に浮かんでくる。だからインストゥルメンタルとはいえ、歌が聴こえてくるようなメロディになるように気をつけました」と自身が聴いて、原曲の持っている雰囲気がしっかりと残っているかということを重要視したようだ。

 第3弾で配信された「雪の華」の“こころデトックス”アレンジでは、二胡奏者のウェイウェイ・ウーとのコラボレーションも注目ポイント。「二胡は、音色がすごく強い楽器で、人の声に近く、一節鳴らしただけで耳が持っていかれる。オリジナルの音色とどこまでコラボレーションできるか、ミックスのときにすごく考えました」と特徴的な二胡の音色とのバランスが難しかったと言う。「あくまで主役はオリジナルの音色で、ソロアルバムではないのでウェイウェイさんを主役にするわけにもいかない。でも、ウェイウェイさんが脇役だとデュエットにはならないし、それではつまらない」。試行錯誤を繰り返し出来上がった楽曲は、音色同士が会話しているかのような絶妙なバランスでアレンジされている。

 6月22日からスタートする第4弾で配信される「One more time,One more chance」は、“すこやかリフレッシュ”にアレンジされた。羽毛田氏は、「細かい音符が多いので、ちょっとしたニュアンスでも楽曲が変わってくる。その上、独自のこぶしみたいなものが原曲にはあって、それがこの楽曲の良さでもあるから、普通に音符にしてしまうと、つまらない楽曲になりやすい」と今回手がけた楽曲の中で、一番メロディが難しかったと振り返る。

 これまでも多くのアレンジ楽曲が世に送り出されているが、今回の「爽健美音ミュージック」は、特別に開発された音色を使用し、1日の4つのシーンに合わせたそれぞれの効果を、科学的側面からアレンジするという前代未聞の試み。羽毛田氏は「普段プロデュースする際は、楽曲の最終形が必ず見えていて作っている。でも今回は、制作している最中で、最終形が想像できない状態で手探りで作っていった。そういう限界が見えないところでの挑戦だっただけに、出来上がったときの新たな発見や面白さがあった」と充実した楽曲制作になったようだ。その羽毛田氏は、7月18日より東京・サントリーホール ブルーローズを皮切りにソロコンサートツアー『羽毛田丈史 image la plume 2015』を行う。

 新たなチャレンジのもと生まれたアレンジ楽曲は、あなたの日常の疲れを癒やし、明日への活力になるはず。『爽健美茶』から4種類の限定パッケージで発売された『爽健美音ボトル』を買って聴いて、心も身体もスッキリしてみてはどうだろうか。

『羽毛田丈史 image la plume 2015』
◆7月18日(土)東京・サントリーホール ブルーローズ
【お問い合わせ】キョードー東京 0570-550-799
◆7月19日(日)長野・須坂市文化会館メセナホール・小ホール
【お問い合わせ】須坂市文化振興事業団 026−245−1800
◆8月7日(金)大阪・ムラマツ リサイタルホール 新大阪
【お問い合わせ】キョードーインフォメーション 0570-200-888
羽毛田丈史 オフィシャルサイト



オリコントピックス