あす18日、全国各地のシネコン・映画館は大賑わいとなるに違いない。国民的認知と人気を誇るアニメの劇場版3タイトルが一斉に封切られるからだ。『名探偵コナン 業火の向日葵(ごうかのひまわり)』、『ドラゴンボールZ 復活の「F」』、『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜』(順不同)。ターゲットと位置付ける客層が競合しているようで絶妙にバラけていて、3作品を合わせると日本国民のほぼすべての層に動員をかけられる、まさにゴールデンウィークの到来だ。
■『名探偵コナン 業火の向日葵』
『名探偵コナン』は、1996年1月より読売テレビ・日本テレビ系でレギュラー放送中。劇場版も『業火の向日葵』で19作目を数える。『週刊少年サンデー』(小学館)の漫画原作ということもあり、メインターゲットは小学生〜中学生、サブターゲットが10代後半〜20代の女性とされている。ところが、年々、サブターゲットとしてきたキャラクターファンの女性の勢力が増してきており、特に今年の作品に関してはメインとサブが逆転する勢い。3月まで同局系で放送されていたアニメ『まじっく快斗1412』により、怪盗キッドの人気が急上昇。その怪盗キッドと名探偵・江戸川コナンが劇中で対決するとなれば、キッド目当ての若い女性層の獲得は堅く、大ヒットの条件はそろっている。
■『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
2013年に17年ぶりに公開された『神と神』以来、2年ぶりに公開される完全新作。1984年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で10年半に及ぶ連載が終了し、20年が経とうとしている今でも、テレビアニメ、ゲーム、カード等で圧倒的な人気を誇る『ドラゴンボール』。メインターゲットは、小・中学生で、トレーディングカードゲームの『ドラゴンボールヒーローズ』を入り口に、フジテレビ系で放送中の『ドラゴンボール改』(1989年4月から1996年1月まで放送された『ドラゴンボールZ』のデジタルリマスター再編集版)で新たな若いファンを取り込み、親子2世代のファンも多いという。加えて、劇場版19作目にして初めて原作者の鳥山明氏自ら脚本まで手がけ、かつて読者を絶望のどん底に叩き落とした悪の帝王・フリーザが復活。かつて夢中で連載を追いかけた20代・30代男性の関心も誘う。
■『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜』
『映画クレヨンしんちゃん』シリーズは今年で23作目。大人が泣けると話題になった『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年)から14年。テレビ朝日系で放送中のアニメのメイン視聴者である未就学児童〜小学生とその親世代にとどまらず、祖父母から孫まで楽しめる作品になった。昨年、公開された『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』は興行収入18億円を越え、歴代3位の成績を記録。また、第18回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門優秀賞を獲得するなど、改めてクレヨンしんちゃん映画に注目が集まっている。今作では、メキシコの町に生息するサボテンの実を集めるため、転勤を命じられた父・ひろしとともに、みさえやしんのすけたちも引越しを決意。春日部のみんなとの涙なみだのお別れからの…、メキシコで野原家が巻き込まれるこれまでにないドタバタ劇でファミリー層を網羅する。
■『名探偵コナン 業火の向日葵』
『名探偵コナン』は、1996年1月より読売テレビ・日本テレビ系でレギュラー放送中。劇場版も『業火の向日葵』で19作目を数える。『週刊少年サンデー』(小学館)の漫画原作ということもあり、メインターゲットは小学生〜中学生、サブターゲットが10代後半〜20代の女性とされている。ところが、年々、サブターゲットとしてきたキャラクターファンの女性の勢力が増してきており、特に今年の作品に関してはメインとサブが逆転する勢い。3月まで同局系で放送されていたアニメ『まじっく快斗1412』により、怪盗キッドの人気が急上昇。その怪盗キッドと名探偵・江戸川コナンが劇中で対決するとなれば、キッド目当ての若い女性層の獲得は堅く、大ヒットの条件はそろっている。
■『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
2013年に17年ぶりに公開された『神と神』以来、2年ぶりに公開される完全新作。1984年から『週刊少年ジャンプ』(集英社)で10年半に及ぶ連載が終了し、20年が経とうとしている今でも、テレビアニメ、ゲーム、カード等で圧倒的な人気を誇る『ドラゴンボール』。メインターゲットは、小・中学生で、トレーディングカードゲームの『ドラゴンボールヒーローズ』を入り口に、フジテレビ系で放送中の『ドラゴンボール改』(1989年4月から1996年1月まで放送された『ドラゴンボールZ』のデジタルリマスター再編集版)で新たな若いファンを取り込み、親子2世代のファンも多いという。加えて、劇場版19作目にして初めて原作者の鳥山明氏自ら脚本まで手がけ、かつて読者を絶望のどん底に叩き落とした悪の帝王・フリーザが復活。かつて夢中で連載を追いかけた20代・30代男性の関心も誘う。
■『映画クレヨンしんちゃん オラの引越し物語〜サボテン大襲撃〜』
『映画クレヨンしんちゃん』シリーズは今年で23作目。大人が泣けると話題になった『嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』(2001年)から14年。テレビ朝日系で放送中のアニメのメイン視聴者である未就学児童〜小学生とその親世代にとどまらず、祖父母から孫まで楽しめる作品になった。昨年、公開された『ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん』は興行収入18億円を越え、歴代3位の成績を記録。また、第18回文化庁メディア芸術祭のアニメーション部門優秀賞を獲得するなど、改めてクレヨンしんちゃん映画に注目が集まっている。今作では、メキシコの町に生息するサボテンの実を集めるため、転勤を命じられた父・ひろしとともに、みさえやしんのすけたちも引越しを決意。春日部のみんなとの涙なみだのお別れからの…、メキシコで野原家が巻き込まれるこれまでにないドタバタ劇でファミリー層を網羅する。
コメントする・見る
2015/04/17