SKE48初のドキュメンタリー映画『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』の「大ヒット御礼　新潟 トークショー」が7日、T・ジョイ新潟万代　THEATRE6で開催された。新潟が拠点の「NGT48」の発足を10月に控え期待の高まるファンに向け、NGT48劇場支配人・今村悦朗は「地元愛の強さは名古屋と似ている。この映画は僕の中でグループの作り方のバイブルとなりました」と挨拶した。

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　映画の上映前に行われたトークショーには2期生から斉藤真木子、3期生から後藤理沙子、須田亜香里、SKE48を結成から活動を見守り続けてきたお父さん的存在の石原真監督、元SKE48の支配人で4月からNGT48の支配人となった今村悦朗支配人が登壇した。

　4月10日からNGT48第1期生のオーディションがスタートすることに掛けて、メンバーそれぞれがSKE48のオーディションに応募したきっかけについて語った。斉藤は「昔から習っていたダンスを諦めきれなかった時に、歌もダンスも出来るグループがあるというのを知ったのがSKE48のオーディションを受けたきっかけでした。時期的にAKB48の8期生とSKE48の2期生の募集をしていたのですが、出身が大阪というのもあり、家から近い名古屋でとりあえず受けたら受かっちゃいました。でも、その時に思い立っていなかったら、今ここにはいなかったので、運命なんだなと感じています」と運命のめぐり合わせに思いを馳せる。

　後藤は「元々、アイドルが好きで3期生オーディションを受けたのですが、実は2期生のオーディションも受けていました。その時にキラキラしたアイドルの松井珠理奈さん達を見て、凄い驚きで、あきらめられなくて、3期生を受けて合格しました」と裏話を明かし、須田はずっとクラシックバレエをやっていたのですが、高校3年生で卒業を目前にして、部活をやっていた周りの子達のように、みんなで一つの事をするというのが羨ましく感じて、私も新しい事に挑戦をしようと思ったのがSKE48のオーディションを受けたきっかけでした」とアイドルグループの道を選んだ理由を語った。

　NGT48のオーディション開催発表依頼、地元新潟のファンやメディアからの48グループへの注目度は急上昇。今村支配人も「ここ1カ月ほど取材を受けさせていただいて、どこに劇場を作るのかを新潟の皆さんがびっくりするくらい気にされていて驚きました。まだ言えないのですが今月中には場所を発表致します」と、その期待感をひしひしと感じている。

　今村支配人は元SKE48劇場の支配人であり、劇場やグループ運営のキーマンとなる。「NGT48の劇場は基本、栄のSKE48劇場を参考にさせてもらって作る予定です。チームカラーも大事なので、近日中に発表させていただきます。また、県民性なのか地元愛が強いというのは、名古屋と似ている所だと思います。この作品は、僕の中でグループの作り方のバイブルとなりました」とビジョンの一部を語った。

　そして石原監督は「この作品は女性の生き方をテーマに、アイドルという道を選んだ少女達の生き方を描きたかった。そこを感じとっていただけると嬉しいです。この映画を観ても分かると思いますが、新しいグループの立ち上げの時期はもの凄く大変です。ただ皆さんは、NGT48がこれから立ち上がる、それを全部目撃するチャンスだと思います」と映画と重ね合わせてNGT48への応援を地元のファンに呼びかけた。

　『アイドルの涙 DOCUMENTARY of SKE48』は4月11日以降、長野、静岡、中部地区、関西地区で順次公開。なおNGT48第1期生オーディションの情報は、4月10日以降オーディション情報サイト「デビュー」にも掲載される。