東急東横線や東急目黒線、JR横須賀線に湘南新宿ラインなどが乗り入れ、都心の主要駅へのダイレクトアクセスが実現していることでも人気の神奈川県川崎市にある武蔵小杉。この街でいま、帰路を急ぐ人々の間で話題になっている現象が、毎晩天をつんざくように立ち上がる“光の柱”だ。この光は武蔵小杉の街を飛び出て東京や横浜まで届くスケールで、あの人気バンド・SEKAI NO OWARIのFukaseも3月12日付でツイートしているほど。はたして光の正体は何か? 武蔵小杉の現場へ行ってみると、意外な真実がわかった。
現場は、武蔵小杉駅を降りて徒歩2〜3分にあるマンション建設中の地。光の柱の“根本”に行くと、「武蔵小杉から『光のエール』をお届けします」との看板が。光の正体は、武蔵小杉の名称を冠した「COSUGI TOWER OF LIGHT」で、毎夜6時55分から約5分間、“光のエール”として天空と人々に向けて投射しているという。調査を進めると、この“光のエール”は、「COSUGI CONVIVIAL PROJECT」の一環として行われている屋外インスタレーションであることも判明。そして、その仕掛け人に、同プロジェクトについて話を聞くことができた。
仕掛け人は、「COSUGI CONVIVIAL PROJECT」実行委員会の事務局長・成田冠氏。聞けば、“光のエール”は3月13日から始まっていて、投射中は実際に帰宅の足を止めて見入っている人も少なくない。インパクト絶大の「COSUGI TOWER OF LIGHT」を武蔵小杉で実施する理由について、成田氏は「この“光のエール”は『COSUGI CONVIVIAL PROJECT』の一環で、武蔵小杉の光が届いたとき、少し手を止めて家族や大切な人を思い出してほしいという願いを込めています。実は19時頃って日本人が最も多く夕食を取る時間で、その時間に投射することで、首都圏で働く人たちは光を見て、いま家族はご飯の時間だなと思い、投射しているほうはお父さんがんばってねというエールを贈ることになる。そういう想いを共有できる時間を作るため、首都圏全体で空間インスタレーションを行っているわけです」と明かす。
実際、東京では東京タワーからも「COSUGI TOWER OF LIGHT」が見え、“光のエール”が届いていることが確認できている。そもそもどうして武蔵小杉がプロジェクトの舞台に? という質問を投げると、成田氏は「武蔵小杉という街の特色にあります」と説明する。「ここ武蔵小杉は川崎市の真ん中で、2駅13路線も乗り入れている非常に利便性が高い街なんです。東京や横浜が近く、首都圏で働く人には最適な街。昔は横浜山手と言ったけれど、いまや武蔵小杉は坪単価では神奈川でトップ。そのため、いろいろな層の方々が混在している街で、ますます今後開発が進めば、急激に発展します。だからこそ、いろいろな人たち同士が集まっていることが前提で、楽しく街づくりを進めたい。それで“CONVIVIAL”。KOではなくCOの小杉で、“ともに”という意味を込めて“CONVIVIAL”な街づくりを始めようと。その一環が『COSUGI TOWER OF LIGHT』であったり、皆が集う『COSUGI VILLAGE』内の『COSUGI CAFE』であったりするわけです」。
インタビュー場所となった同カフェには店舗の奥に工房(COSUGI COBO)があり、週末ともなればさまざまなワークショップが開催される。「“CONVIVIAL”には、皆で楽しくワイワイという意味もあります」と成田氏はいう。「月に4〜5回ほど開催する予定で、ありがたいことに毎回満員になっています。時期的にもアクセサリーのワークショップやブレスレットなど春らしい企画が多いですが、こういう身近に参加できる機会や場所、空間をもっともっと作って、街を盛り上げることができればと思っています」。
「COSUGI TOWER OF LIGHT」は4月12日までだが、プロジェクト自体は今後も続き、新企画も誕生する予定という。さまざまな人が集い、交流することで、今までにない新しい文化が生まれる可能性を秘めた武蔵小杉。この先さらに注目が集まっていきそうだ。
⇒■『COSUGI VILLAGE』HPはコチラ
現場は、武蔵小杉駅を降りて徒歩2〜3分にあるマンション建設中の地。光の柱の“根本”に行くと、「武蔵小杉から『光のエール』をお届けします」との看板が。光の正体は、武蔵小杉の名称を冠した「COSUGI TOWER OF LIGHT」で、毎夜6時55分から約5分間、“光のエール”として天空と人々に向けて投射しているという。調査を進めると、この“光のエール”は、「COSUGI CONVIVIAL PROJECT」の一環として行われている屋外インスタレーションであることも判明。そして、その仕掛け人に、同プロジェクトについて話を聞くことができた。
仕掛け人は、「COSUGI CONVIVIAL PROJECT」実行委員会の事務局長・成田冠氏。聞けば、“光のエール”は3月13日から始まっていて、投射中は実際に帰宅の足を止めて見入っている人も少なくない。インパクト絶大の「COSUGI TOWER OF LIGHT」を武蔵小杉で実施する理由について、成田氏は「この“光のエール”は『COSUGI CONVIVIAL PROJECT』の一環で、武蔵小杉の光が届いたとき、少し手を止めて家族や大切な人を思い出してほしいという願いを込めています。実は19時頃って日本人が最も多く夕食を取る時間で、その時間に投射することで、首都圏で働く人たちは光を見て、いま家族はご飯の時間だなと思い、投射しているほうはお父さんがんばってねというエールを贈ることになる。そういう想いを共有できる時間を作るため、首都圏全体で空間インスタレーションを行っているわけです」と明かす。
実際、東京では東京タワーからも「COSUGI TOWER OF LIGHT」が見え、“光のエール”が届いていることが確認できている。そもそもどうして武蔵小杉がプロジェクトの舞台に? という質問を投げると、成田氏は「武蔵小杉という街の特色にあります」と説明する。「ここ武蔵小杉は川崎市の真ん中で、2駅13路線も乗り入れている非常に利便性が高い街なんです。東京や横浜が近く、首都圏で働く人には最適な街。昔は横浜山手と言ったけれど、いまや武蔵小杉は坪単価では神奈川でトップ。そのため、いろいろな層の方々が混在している街で、ますます今後開発が進めば、急激に発展します。だからこそ、いろいろな人たち同士が集まっていることが前提で、楽しく街づくりを進めたい。それで“CONVIVIAL”。KOではなくCOの小杉で、“ともに”という意味を込めて“CONVIVIAL”な街づくりを始めようと。その一環が『COSUGI TOWER OF LIGHT』であったり、皆が集う『COSUGI VILLAGE』内の『COSUGI CAFE』であったりするわけです」。
インタビュー場所となった同カフェには店舗の奥に工房(COSUGI COBO)があり、週末ともなればさまざまなワークショップが開催される。「“CONVIVIAL”には、皆で楽しくワイワイという意味もあります」と成田氏はいう。「月に4〜5回ほど開催する予定で、ありがたいことに毎回満員になっています。時期的にもアクセサリーのワークショップやブレスレットなど春らしい企画が多いですが、こういう身近に参加できる機会や場所、空間をもっともっと作って、街を盛り上げることができればと思っています」。
「COSUGI TOWER OF LIGHT」は4月12日までだが、プロジェクト自体は今後も続き、新企画も誕生する予定という。さまざまな人が集い、交流することで、今までにない新しい文化が生まれる可能性を秘めた武蔵小杉。この先さらに注目が集まっていきそうだ。
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2015/03/25