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結婚出産・活動休止……MAX、紆余曲折を経ての20年


 活動20周年を迎えるMAXが、Dlifeの新作ドラマ『デビアスなメイドたち』のエンディングテーマ「Heartbreaker」を1月14日に配信で発売した。「Give me a Shake」や「Ride on time」などのヒット曲を世に送り出し、90年代を代表するガールズグループとして第一線で活躍してきたメンバーも30代後半を迎えた。様々な困難を乗り越え20周年を迎えるMAXが、改めてこれまでの活動を振り返り語った。

◆MINAの結婚後、1年間の活動休止時期は辛かった(NANA)

――デビュー当時のみなさんから20年後のMAXの姿は想像できていましたか?
【NANA】 正直、まったく想像できてなかったですね。もともと私たちはバックダンサーとして活動をさせていただいて、そのあとエイベックスの企画で、「恋するベルファーレダンス〜Saturday Night〜」という1曲を歌うために結成されたグループだったので。まさかこんなにも長く続けられるなんて、私たちだけでなく、周りの誰もが思っていたことだと思います。だから、プレッシャーみたいなものもなかったですし、当時の流行じゃないですけど、メンバーの名前も全員最後にNAをつけようよって。りっちゃん(LINA)以外、偶然みんな名前にNAが入っていたので、じゃあ、りっちゃんもLINAねって(笑)。
【LINA】 本当にノリだったよね、あのころはすべて。シングル曲のラップも自分たちで考えたり、ダンスも自分たちで振り付けできるんだよね? ラッキーみたいな(笑)。
【MINA】 最初の頃は、わりと自由にやらせていただいていました。
【NANA】 3枚目の「TORA TORA TORA」が発売されることになったとき、「これで売れなかったら全員沖縄に返す」って言われて。それまでは、ただただ楽しい〜っと思ってMAXの活動をしていたのが、あれっヤバイかもって、はじめて危機感を持つようになりました。
【MINA】 売れて本当によかった〜!(笑)
【NANA】 そんなスタートだったけど、無我夢中で走り続けて、気付いたら20年経っていたっていう。何より自分たちが一番驚いていますね。
【LINA】 もちろん途中で壁にぶつかる瞬間もたくさんありましたが、みんなが同じ方向に向かって、目標を持って進んでいたので、常に心強かったですね。それに私自身、楽観的な性格なので、辛いときこそ学ぶ時期なんだと、笑って乗り越えようと心がけていました。今思うと、いろんな紆余曲折を経験したことで、今を迎えられるのかな、チームとしての結束力も強くなったのかなって、すべてのことがいい方向に転がって20年を迎えられているような気がします。
【NANA】 MINAがお休みすることになって、1年間ぐらいMAX自体の活動を休止せざるを得ない状況になってしまったときは、正直辛かったですね。それまですごく忙しくて、休みが欲しいという状況だったのが、MINAが結婚して、妊娠して、子供を育てる道を選んだことで、MINAがいない間、私たちはどうしたらいいんだろう〜って、一気にポカンと何もない状況になってしまったんです。
【LINA】 その間は、とにかくメンバーで集まって話し合いをずっとしていたよね。
【NANA】 誰かが抜けたときにも活動できる基盤を作らなくちゃって。

◆活動休止中の6年間、自分の気持ちを素直に表現できなかった(MINA)

――MINAさん自身はどんなお気持ちだったんですか?
【MINA】 壊しちゃいけないものを壊してしまったんだなって。そういう責任だけで、当時はMAXに戻れないと思っていました。そういうなかでメンバーとの距離もどんどん離れていって、お互い連絡を取ることも一切しなくなって。自分の素直に気持ちを表現することができなかった6年だったんですが、お互いに歌うことが好き、踊ることが好き、MAXが好きという気持ちがあって、その思いが様々な危機を乗り越えさせてくれました。そして、今もMAXとして活動を続けることができるのは、自分たちの誇りでもありますね。

――20年間も続けられている女性グループはなかなかないですし、MAXは先駆者的な部分もあるかと思いますが。
【NANA】 前例とかが探してもなかなかないですし、これから誰かがまた結婚して、子育てをしながらもMAXは続けていきたいという思いがあるので、常に手探りではありますが、MAXというグループをそれぞれが大事に思い、楽しんでいけたらと思います。
【LINA】 とにかくMINAが離れたときは、いろんな思いが交錯しましたが、それ以上に力を蓄えた1年だったと思います。それまでは20代前半で若かったこともあり、物事に対して深く考えられず、ただいつも仕事が楽しくてという感じでした。でも、その期間にそれぞれがちゃんとMAXと向き合っていかなくちゃいけないんだという責任感みたいなものが芽生えて、お互いの意見をちゃんと主張するようになりました。
【LINA】 些細なことでも相手が何を考えているかを理解することが、お互いの気持ちの共有にもつながると思います。なので、メンバーと一緒にお酒を飲む機会も増えましたね。
【MINA】 お互いのことをすっごい応援しています。
【NANA】 私がひとりで舞台をやったとき、りっちゃん(LINA)が花束を持って駆け付けてくれたり。
【LINA】 MAXでは経験できないことをそれぞれが経験させてくれるから楽しいです。その姿に刺激を受けて、自分ももっと頑張らなくちゃなってパワーを与えてくれます。いい意味でのライバルといいますか。

◆“還暦MAX”を目指して60歳まで頑張りたい(NANA)

――20周年となる今年、どんな1年にしたいですか?
【NANA】 これまで以上にいろんなことにチャレンジして、いろんなサプライズで見ている人を驚かせながら、音楽活動も精力的に行っていきたいですね。いま一番やりたいことは、20周年記念ライブ。全員集合して、盛大にできたらいいですね!
【MINA】 95年に生まれた子と私たちは同じ20歳で成人式を迎えたわけですが、60歳になってもMAXとして頑張りたいと思います!
【NANA】 新聞に赤文字で“還暦MAX”って載るのが今の目標。真っ赤なドレスを着て、「Give me a Shake」を踊ります!!

(文:星野彩乃)



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