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“大学の都市回帰”で学生たちの生活&街の景色はどう変わる?

 ひと昔前の大学は郊外型キャンパスが定番だったが、近年は都市型が増えてきている。街ナカにキャンパスができることで、学生たちはもちろんのこと、街にとって何が変わっていくのだろうか。先ごろ行われた追手門学院大学(大阪府茨木市)のシンポジウム「大学の都心回帰と大阪再生」の講演で、都心回帰のメリットと“これからの都市型大学の在り方”が紹介された。

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 都心部にキャンパスがあることのメリットは、交通の便の良さだろう。近隣県からも通いやすいため、自宅から通うことができる学生たちが増え、保護者側からすると一人暮らしをさせる不安や、そのための出費を考えなくても済む点は大きいだろう。学生たちは朝起きる時間が楽になるし、放課後は大学の近くでショッピングやカフェなどで友情を育んだり、アルバイトに精を出すなど、学校外の活動も活発に行うことができる。

 では、街の方はどうだろうか? 「新しい大学ができると、その都市がガラッと変わる可能性があります」と指摘するのは、追手門学院大学地域文化創造機構・特別顧問の橋爪伸也氏。電車や大学周辺の商業施設の利用者アップによる経済効果だけでも大きく、大阪市内に新大学が生まれた場合、約90億円もの経済効果が生まれると分析する。

 さらに、これからの都市型大学は単なる”街ナカ"から、さらに街に溶け込んだ形になると橋爪氏は分析。「新しい都市型大学では、市民のオープンスペースとして1、2階に商業施設や文化施設が入り、高層階に学生が学ぶ講義・研究フロアを置くような地域に開かれた大学という考え方が重要でしょう」。

 若者が集まることで学生向けの店舗が新たにオープンしたり、周辺エリアや一般市民と大学が交わるスポットが誕生したりと、街と大学が一体となり経済効果や文化を生み出す。“都市型キャンパス”には、そんなメリットがあるようだ。



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