俳優・梅宮辰夫（76）が、映画の撮影現場に大遅刻し監督を怒らせた――というのは、彼が6年ぶりに出演するCM上の話。1台7役をこなす人気のミキサー『マジックブレット』（ショップジャパン）の新CMで、「役から降ろすぞ！」、「プライドがみじんもないのか！」と激怒する監督をよそに、梅宮は軽やかに歌いながら同商品で大根をおろしたり、玉ねぎをみじん切りにしたりと、とことんボケまくる。

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　同社のCMといえば、俳優・宇梶剛士（52）のコミカルな演技が笑いを誘った、“倒れるだけ”の腹筋マシーン『ワンダーコア』が、動画再生回数200万回を越える話題作になったことが記憶に新しい。そんな前作に負けず劣らず、新CMもクスリと笑えるシュールな仕上がりに。俳優としてはもちろん、バラエティでも存在感を放つ梅宮のユーモアセンスあふれる内容となっている。

　時代劇の撮影現場が舞台となった本作。CM撮影でも実際に映画さながらの本格的なセットを組み、風情漂うなか行われた。芸能界きっての食通であり、自身プロデュースの飲食店も多数経営するなど、今回の起用で料理の腕も買われている梅宮は“役衣装”のエプロン姿も様になる。大根を持ちながらマシーンを操作し、歌うシーンでは、さすがのベテランもNGを連発してしまったが、そのほかでは年齢を感じさせない演技力で次々にOKテイクを重ねていったという。

　食材をカップに入れ押すだけで、面倒な料理の下ごしらえが簡単にできる同商品の特徴をユニークに描いた新CM「プロデューサーと梅宮さん」篇は、関東、関西ほか全国6エリアで10月7日よりオンエア。