2014年06月07日 10時00分

“株主優待名人”桐谷さんが教える「初心者向けNISA活用術」

NISA(ニーサ)口座でも株主優待付き銘柄は運用できる? “株主優待のプロ”桐谷氏ならではの「NISAの賢い利用方法」を紹介。 (C)oricon ME inc. [拡大する]

NISA(ニーサ)口座でも株主優待付き銘柄は運用できる? “株主優待のプロ”桐谷氏ならではの「NISAの賢い利用方法」を紹介。 (C)oricon ME inc.

 今年1月からスタートした少額投資非課税制度「NISA(ニーサ)」。個人投資家たちの動きも活発なようで、現在年間100万円までとなっている非課税枠に対し、政府が上限額引き上げ案などを検討しているとの報道もある。そこでオリコン顧客満足度ランキングでは、“株主優待のプロ”として話題を集める投資家・桐谷さんこと桐谷広人氏に、投資初心者向けの『NISA口座の賢い運用法』についてアドバイスを伺った。投資家向け講演会などで、度々「NISAで少額投資をはじめてみては?」と語りかけてきた桐谷氏の巧みな活用術とは。

【活用術(1)株主優待付き銘柄を運用する】

 株主優待付き銘柄は、NISA口座でも運用可能。売買益と配当金が非課税になるうえに優待品がもらえるので、桐谷氏は「メリットは大きいと思う」と話す。また、優待付き銘柄の特性は、なるべく長期で保有するのが基本。中・長期投資を目的としたNISAとも相性が良いので、長期保有であれば、高配当銘柄を持ったほうがより有利といえる。

【活用術(2)一点集中買いはしない!】

 例えば1単元100万円の銘柄を選んだ場合、ほかの銘柄は運用できなくなるため、「1点集中買いは適切な投資とは言えない」と桐谷氏は指摘している。非課税枠の上限がすぐ埋まってしまうような「値がさ株(株価が高い銘柄)」の運用は不向きであると心得よう。

【活用術(3)少額の分散投資で運用する】

 10万円未満の割安な優待付き銘柄を複数持つ“分散型投資”を推薦する桐谷氏。「株価が上がった際に売却して非課税で受け取る方法がおすすめ」とのことで、少額の分散投資はリスク分散にもつながることから、投資初挑戦の初心者にピッタリといえそうだ。

 年間100万円までの投資であれば、最大5年間にわたって売買益や配当金に税金がかからないという優遇制度『NISA(ニーサ)』。未使用枠を次年に繰り越すことはできないが、「100万円を使い切らなければいけない」というルールもない。まずは投資に慣れることを目標に、自己資金で少額から運用を始めてはどうだろうか。

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