女優の紺野美沙子が主宰する「朗読座」プロデュースの舞台『日本の面影』があす28日から東京・六本木の俳優座を皮切りに全国各地で上演される。明治の日本を訪れ、数々の紀行文を残したラフカディオ・ハーン、後の小泉八雲とその妻セツの物語。紺野は「日本に生まれてよかったと自信がわいてくる。心の温故知新。若い人にも響かせたい」と、料金を25歳以下は一般(7000円)の半額(3500円)にした。 脚本は、『ふぞろいの林檎たち』シリーズの山田太一氏。1984年にNHKのドラマとして放送され、1993年に地人会によって舞台化され、再演を重ねた。2001年にはロンドンと、ハーンの故郷ダブリンでも上演。2012年に「朗読座」によって蘇演され、今回はその再演となる。演出は鵜山仁氏。ハーン役は草刈正雄、紺野はセツを演じる。
2014/05/27